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題詠に挑む

新しい年を迎えて、今年の短歌の目標を何にしようと考えていたら、半月が過ぎた。

早すぎる、待って待ってと思っていたら、昨年投稿した、くにたち短歌大会の入選作品集が届いた。

嬉しいことに、自由題で一首だけ入選。

人生の最後に向かうはずだったぶどうパン屋を見送る九月

(2025.1くにたち短歌大会・松村正直選)

松村正直さんは、短歌を始めて間もない頃、NHK短歌で歌を採ってくださった方。二重に嬉しい。

と同時に、入選するのはたいてい自由題だなあと思う。


私は題詠が苦手だ。
今回の大会のお題は「走」で、いろいろ苦心したものの、結局、満足のいく歌はつくれなかった。

作品集の松村さんのコメントに、題詠は、小手先で言葉をいじるのではなく、今回でいえば「走る」ことについてまずじっくりと考え、そこからイメージを膨らませるのが大切、とある。

若い頃、職場の大先輩から、小手先でさらっと仕事するのもいいけど、本気でぶつかったことあるのかと言われたことを思い出す。
歌も同じなんだなあと思うと、ちょっと苦しくなる。

苦手意識がついているせいか、昨年は、NHK短歌のお題も、出せないことが多かった。

今年は、難しい題でも、毎回投稿したい。

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