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スピーディーな商品開発で、世界で戦える化粧品ブランド作りに挑む「モノック」

【筆者に関して】
小澤 一郎 / モノック株式会社 代表取締役
1991年生まれ。明治大学法学部在学中にパペルック株式会社を創業。最初にローンチした写真アプリ「papelook」は全世界2,000万ダウンロードのヒットアプリに。その後、化粧品メディア「FAVOR」をローンチし、150万月間利用者を超えるメディアへ成長。2019年からは化粧品D2Cを始め、現在は化粧品D2Cブランド立ち上げ支援「D2C STATION」を運営。2021年に社名をパペルック株式会社から「モノ作り」のモノック株式会社へと変更。今までに累計1.6億円の資金調達を行う。

はじめまして!モノック株式会社の小澤です。はじめてのnoteになりますが、よろしくお願いします!モノックでは7/28より株式投資型クラウドファンディングという新たな資金調達方法を開始しました。
募集ページhttps://ecrowd.co.jp/projects/24

それを機に今日は我々モノックの今やっている事業、これまでの経緯などnoteに綴りたいと思います。

モノックは、「世界で戦える化粧品ブランドを作る」をミッションに、複数のD2C化粧品ブランドを運営しています。

私はこれまで、写真アプリやメディアなど、ITの分野で挑戦をしてきましたが、日本の化粧品ブランドに課題を感じ、化粧品のD2Cに参入しました。

化粧品市場で後れを取る日本への危機感

我々はもともと化粧品のメディアを運営していたのですが、その時、日本のブランドが海外のブランドに比べて、大きく後れを取っていると感じていました。

実際に化粧品市場を見てみると、アメリカ、中国、韓国に比べて、日本だけが伸びていない状況だったのです。

アメリカや中国では、D2Cブランドが大手を凌ぐ勢いで伸びており、時代が変わるなと感じていました。

一方、日本では、大量生産、大量のTVCM投下、大量の店舗展開といった、従来の売り方が続いていました。

このままでは、中国や韓国のブランドに比べて、さらに後れを取ってしまうという危機感と、もっと日本のブランドを盛り上げていきたい、そんな気持ちで商品開発を始めました。

コロナ下でも3.8倍の売上を達成

我々モノックですが、化粧品市場がコロナで大きな影響を受けたなか、この3年でブランド数は1から42へと増加、売上も3.8倍の6.1億円へと成長しました。

1~2年かかる化粧品ブランドの商品開発を最短3ヶ月で

こちらの商品「BATHNA TIME」という入浴剤です。この商品は、ご自宅でサウナ気分が味わえる入浴剤です。

一昨年(2021年)、サウナが流行り始めた頃に企画を開始し、わずか3ヶ月で商品化しました。

サウナをコンセプトにした入浴剤としては日本初となり、300店舗に導入され、ベストコスメ賞も頂きました。

我々の強みは、旬のネタをどこよりも早く商品化することなのです。

実際、従来のブランドが1~2年の時間をかけていたところ、我々は3ヶ月という非常に早い商品開発を行っています。

なぜ短期間でヒット商品を生み出せるのか

なぜこんなに短期間で、ヒット商品を生み出せるのか、その鍵は「3つの再現性」です。

1つ目が、「販売戦略」です。
化粧品市場では、売上の9割が店舗販売で、そのうちドラッグストアが半分、百貨店やバラエティストアが残りを占めています。

そもそも、大手のブランドが、なぜ開発に時間がかかるのかと言うと、スライドの赤枠で囲った大きなゾーンを狙って生産やマーケティングを考えなければならないからです。

我々はこの中で、中価格帯のバラエティストアに販路を限定することで、小回りのきくスピーディーな商品開発を実現しました。

今までのブランドで言えば、1ブランドで100億円の売上を作っていたところを、我々は1億円のブランドを100個作るという戦略で、今の時代に求められている「より自分の趣味趣向に合ったもの」を商品化しています。

今のSNS時代では、1、2年後のヒットの予測をするのは不可能ですよね。

そこで我々は、お客様の声をもとに、アジャイル開発の要領で高速でPDCAを回し、商品のアップデートを続けています。

3年前、たった1つのブランドから始めた我々は、今では42のブランドで80商品以上をローンチしました。

ハードルの高い店舗導入についても、1,000店舗に流通しています。

累計出荷数も、120万個を突破しました。

ブランドローンチで苦労して「オペレーション」をDX

さらに我々は、これらのブランドをたった10人で運営しているのです。

なぜ少ないリソースで、多くの商品をスピーディーに生み出せるのか、それが再現性の2つ目、「オペレーション」です。

最初に出したブランドには、我々は非常に苦労しました。

というのも、ローンチするまでやることが多すぎ、専門知識も必要で、寝ないで作業する日々が続きました。

そこで、ローンチまでに必要なナレッジを貯めてマニュアル化、オペレーションのDXを行っています。

さらに化粧品ECに必要な、バーチャルシミュレーションや診断機能などは社内で全て開発し、汎用的に利用できるようにしています。

これらにより、ローンチに要する時間は3分の1に圧縮することができました。

“最高の化粧品嗅覚”を持つ社員たちの「企画力」

3つ目の再現性は、「企画力」です。
ブランドをローンチするまでの間、一番重要な過程が企画です。

我々モノックでは、最高の化粧品嗅覚を持った企画部が、全て社内で企画をしています。


企画部は、我々が2015年にローンチした化粧品メディア「FAVOR(フェイバー)」の編集部です。

趣味が高じて作ったメディアでしたが、月間利用ユーザーは160万を突破しました。(FAVORの事業は現在、他社様に事業売却し、運営の委託を受けております。)

試した商品の数はなんと10万点以上、そんな化粧品マニアたちが、商品企画をしています。これだけ試してきた企画部だからこそ、品質、価格、デザイン、機能の要素をバランス良く配合できるのです。

まさに我々の企画力は、“秘伝のタレ”と言えます。

これら3つ(販売戦略・オペレーション・企画力)により、売れる企画をスピーディーに商品化し、ヒットを再現しています。

化粧品ブランドのローンチに必要な全てをワンパッケージで提供

現在42ブランドを出していますが、2年後までに100ブランドを目指します。

そのためには、「再現性」だけではなく「拡張性」も必要です。

ブランドのローンチまでに必要な全てをワンパッケージにし、「D2C STATION」という名前で運営しています。

化粧品事業に参入したい企業は、我々に初期費用をお支払いいただくことで、モノックのノウハウと看板を使うことができ、さらに販売までと、全てお任せいただくことができるのです。

人も、ノウハウも、営業も一切不要です。

今では北海道から九州まで、40社ほどオーナー様がいらっしゃる状況です。

年間100ブランド・150商品を創出し売上100億円に挑戦

今後の展望です。

年間150商品の創出のうち、10万本以上のヒット商品を現在の2商品から20商品へと、50万本以上のメガヒット商品を現在の1商品から5商品へと増やすことにより、年間売上100億円を目指しています。

世界で戦える化粧品ブランドを作ることに、我々は本気でチャレンジしていきます!!

最後に
我々モノックの取り組みを応援いただける方を募集しております!
株式投資型クラウドファンディングで約10万円から株主になれる仕組みになっていますので、ぜひ詳細も見ていただけると嬉しいです!
募集ページhttps://ecrowd.co.jp/projects/24

応援よろしくお願いいたします!


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