2人の妄想が止まらない!!『妄想美術館』
前から読んでみたかった本を買って読みました!
それは・・・
『妄想美術館』(原田マハ、ヤマザキマリ)SB新書です。
『テルマエ・ロマエ』のヤマザキマリさんと私が大好きな『暗幕のゲルニカ』、『楽園のカンヴァス』などの名作の著者である原田マハさんが対談したものです。
タイトルから二人で妄想してこんな美術館あったら面白いと妄想美術館を作っていく話かと思いましたが、違いました(笑)いや、ある意味2人の対談が美術館でした。妄想しながら妄想の美術館に入ったような感覚になります。
2人の日本だけでなく海外での美術経験や行った美術館、携わった仕事などの話を織り交ぜていて楽しく読めました。対談というとなんか楽しくないイメージでしたが、こんなに引き込まれるとは思いませんでしt。
ヤマザキマリさんはイタリアに留学しており、ルネサンス時期が好き。
原田マハさんは、西洋美術(印象派の時期)が好き。
この2つの時期の話が随所に出てきて知らない世界に導かれ不思議な感覚になりました。
本書は紙も綺麗で、途中でカラーの挿絵がたくさんあるので、それだけでも楽しめます!!
対談だけでなく、思い出の美術館をまとめてあったり、二人の好きな画家ベスト10が挙げられていたりして、この箇所を見るのも楽しめます♪
個人的にはルネサンス時期の美術館や作品をあまり知らなかったので、勉強になりましたし、西洋絵画でもまだまだ知らない作品があるんだな〜と改めて美術の広さや知らないことを知りたい知識欲が出てきました。
本書で「カノーヴァの『三美神』のぶつぶつ」話が出てくるのですが、ここ結構ツボりました。
美術検定2級の勉強もしていたので、少しわかるところもあったのでさらに楽しめました!
自分が勉強していたことが繋がってより楽しみが増えた実感ももてた本でした!!