アウトプットのためのインプットの方を学ぶ!
最近、スマホや読書でインプットしても頭に残らないことが多くなった気がしています。この間『アウトプット大全』を読んでアウトプットの重要性と取り組み方がわかりました。でも、入り口のインプットが疎かではアウトプットが活きません。
久しぶりに良書に出会えたと感動していたのに・・・
しかし、この『アウトプット大全』にまさかの姉妹図書がありました。それが今回読んだ『学び効率が最大化するインプット大全』樺沢紫苑(サンクチュアリ出版)でした。
●全てはアウトプットするためにインプットする
この本で1番学んだことは「アウトプットを意識してインプットする」ことです。
量より質を意識し、インプットの学びを最大限に活かすために目的とゴールを決めて読むということが重要だと改めて気付かされました!今までの自分の読書でも読む目的は意識していましたが、アウトプットは意識できていませんでした。学んだことを1つでも実践すれば、その本を読んだ価値があると僕は考えています。とはいえ実践するのは難しいものです。
インプットしたものは意識しないと行動できないですし、1回だけ読んでも全く覚えてないことが多いのです。質の良いインプットし、アウトプットすることを常に意識していくことが自己成長に重要だと思いました。
●なぜインプットするか!ゴールを明確に決める!
本書は、アウトプット前提で読むことを一貫して説明しています。それを土台にインプット時には「喜怒哀楽がある出来事は記憶に残る」ということを述べています。記憶に残る読書術から始まり、聞き方や見方が学べます。読んだ感じ、メモを取ったり、アンダーラインを引いたり、観察したりと五感を使いながらインプットをすることが重要だと思いました。
読書術については、『読書について』という本などを筆頭に色々な本を読んでいたのでおさらいという形で読みましたが、聞き方の部分は新鮮で多くの学びがありました。聞き方は主に講演会などでどうのように聞くのかという話ですが、生の講演を聞きにいく前にまずやることがあるというところが「なるほどな」と思いました。
いきなり講演会に行って学べる人もいると思いますが、僕は気分を上げてくれる講演会や有名な著者の講演会だということだけで満足して終わっていた気がします。しかも、後ろの方で来ていた・・・
本当はそうではなく、その分野の本をちゃんと読んで疑問に思ったところや生の声を聞いて新たな発見があるかもとか問題意識などを持って最前列で聞くことで学びが加速すると読んでいて思いました。
●人と会って学ぶこと
人と会って学ぶことは多いと思います。身近な人でも、自分が知らない趣味や分野を知っている人はいて話を聞くだけでも学びがあることが多いです。本書でも人とあって学ぶための7つのことが書いてあったりして勉強になりました。中でも旅で現地の人に話を聞くエピソードは本当にその通りだと思いました。
以前沖縄に一人旅したとき、現地の人とカフェでお話をする機会がありました。ご年配の方で、沖縄以外住んだことがないとおっしゃっていました。ちょうど首里城に行くところだったので、その話になりましたが、火災に対する怒りや悲しみの話をされていて首里城が沖縄なの人にとってどんな存在かニュースだけではわからないことを肌で感じることができました。
それだけでなく、現地の人しか知らない穴場スポットなども教えていただき、旅で現地の人とお話しできるのは貴重な体験でした。ただ、この時僕は日記を書いていませんでした。本書では、旅でも毎日アウトプットすることを勧めています。この旅の時に日記などにアウトプットしていればもっと旅が違うものになっていたのだと思います。