ずるいといわれても解決できればいい!
今回は『ひろゆき流ずるい問題解決の技術』著者西村博之(プレジデント社)を読みました。
論破で有名なひろゆきさんですが、本人曰く問題解決が一番得意だと本書で言っています。確かにYouTubeでも質問コーナー等でお悩み相談を受けて解決策を多くされており、問題を解決することが得意だと感じます。
本書は、「常に抜け道を見つけて、いかに楽して成果を上げるかを考える」をテーマにしています。
冒頭から出てくるピザ配達のエピソードや無料で英会話レッスンを受けて留学した話など、様々な実話が出てきます。どのように解決したかも記載されているので、読んでいて「こんな解決法があるのか」と思い、面白かったです。また、人間関係や仕事の悩み、社会の問題についての解決法も読むだけでも新鮮さがあり、少し心が軽くなった気持ちになります!
問題解決プロセス
基本的には、PDCAです。
問題を分析 → 情報を集める → 解決策を立てる → 解決策を実行する
この中で重要なのは問題分析だそうです!!最初が肝心!問題分析を間違えるとそのあとの情報収集も間違った方向になってしまいます。なので、最初の分析はしっかりやるべきだと感じました。
調べる癖をつけよう!!
本書を読んで自分の行動で1番できていなかったことは、「調べる癖をつけること」だと思いました。
調べるというと、ネットで検索して「わかった、わかった」と表面上理解してするだけでした。問題解決には全く役に立てていませんでした。調べるのは重要ですけど、調べるのはやっぱり面倒くさいですし、なかなか骨が折れます。しかし、問題を解決している人はこの面倒だけど一番重要なことを当たり前のようにやっているのです。問題となっている分野の基本書を何冊も読み、出典にあたり、問題点を出していきます。
『学びを結果に変えるアウトプット大全』(著者樺沢紫苑)にも記載されていましたが、目的を持って読む=アウトプットありきで読むことでパフォーマンスも上がると思います。
目的を持って調べることを癖にしたいと思います。
丸投げしていいし、本当に無理な時は逃げてもいい
丸投げしたり、マネをして問題を解決するのは悪いことじゃないし、むしろ楽して解決するためにはいいとしています。丸投げしてもマネしても解決できればいいのです。「ずるい」という気持ちを捨てることは重要です。
また、本当に無理な問題は逃げていいとも伝えています。ブラック会社で頑張るとかパワハラで精神的につぶれそうなときも逃げるのも選択肢でしょう。無理して会社で頑張る解決策なんてよくないのです。
ただし、リスク耐性をつけるためには、多少の負荷は許容しないといけないし、それを乗り越えて行くことも重要です。本当に変えられないものからは逃げ、ちょっとストレスがかかっても解決できそうなものについては、成長につながるので挑戦するべきだと思いました。
普段のニュースで訓練する
普段からニュース等で得た情報を疑い、調べる考えることが重要だと思いました。
本当に毎回考え行動しないと問題解決力がつかないのだと感じました。
何気なくスマホでニュースをスクロールして「そうなんだー」で終わっているので、そこで気になったニュースに対して、「本当にそうか?なぜそういえるのか?自分ならどうする?」ということをしっかり考える。そして、しっかり行動したいと思いました。「誰が言っているかでなく内容で判断する」と言うことが本書に書いてありましたが、その通りで、これから問題を解決するときは先入観を捨て、本質を考えたいです。
本を読んで毎回思いますが、やっぱり実践することが1番難しいです。
本も読めば読むほど新しい知識や行動も増えてしまいます。手帳などに書いてしっかり実践したいです。