マクベスさん、それは問題でしょうか?

こんにちは。
アルコール依存症で適応障害の
ギャングロッカ―です。

朝、カーテンを開けると、澄み渡った青い空。

いい気分で、つい、尾崎豊を聴いてしまいました。
気分が一気にやさぐれました、、、(笑)

「アイラブユー」や「15の夜」はいいんですよ。
でも、亡くなる直前の曲は、死と絶望と再生。

朝から聴くには、もっと爽やかな曲が良いですねー。

◇40でバイク事故

16年前。私が40歳の時です。
まあまあの親友が、バイクの事故で亡くなりました。
箱根ターンパイクだったと思います。

家に駆け付け、棺桶の顔の部分のフタを開けました。
事故でぐしゃぐしゃになったはずなのに、
綺麗な顔で、彼は目を閉じていました。

周りはわんわん泣いていたけれど、
私は、涙が出ませんでした。

現実感がなかったこと。
今にも、むくっと起きるんじゃないかという妄想。
何か、よくわからない感情。

私は、心の中でこうつぶやきました。

「大好きなバイクで死んだんだから、本望だろ?」
そして、棺桶のフタを閉じたのです。

◇自助会の仲間の死

アルコール依存症の自助会に、せっせと通っております。

そこには、20年、30年、断酒を続けている方も
いらっしゃいます。

大事な仲間が、何人もアルコールで死んだんだよ、、、
それを見てきたから、飲むわけにはいかねえんだ。

なぜ、助けられなかったのか?
なぜ、一声かけてくれなかったのか?

先輩たちは、そんな十字架を背負いながらも、
毎日笑って過ごしているんです。

決して、
「好きな酒で死んだんだから、よかったじゃないか」
とは、言いません。

酒を飲み続けて、死んで本望、などと考えるのは
狂った人間です。

◇生きるべきか、死ぬべきか

生きるか、死ぬかを決めるのは、結局自分です。
私も、飲み続けて、緩慢な自殺を願ったことがあります。

しかし、今は、仲間に重荷を背負わせる訳にはいきません。
酒を飲み続けて、死を選ぶのは自由ですが、
仲間の心を、傷つけることは、避けたいです。

16年前。
「好きなバイクで死ねて、よかったな」
と、思った自分は、狂っていたんでしょう。

今も、まとも、とは思っておりません。
生まれ持った「狂気」が、消えてなくなることはありません。

しかし、自分が死ぬことで、
周りがどうなるのか?考える気持ちは芽生えております。

今日一日。
しっかりと、生きていかねばと思う、毎日に感謝です。


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