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ネタ人生9~CPAの「メンタツ」

1:はじめに

みなさんこんにちは。リュウノスケのしもべです。
本日もネタ人生にお付き合いください。
本日は『CPAの「メンタツ」』と題してCPAの向き不向きについてお伝えできればなと思っています。
本日は以下の点について書いていきます。
〇CPAはどんな人が向いているのか
〇こんな人はCPAには向かない

2:CPAって価値あるの?

2-1:「CPAには価値があります」の欺瞞

CPAは受かれば人生バラ色、お金もたくさん稼げて仕事のコスパがとても良い。
そんな風に思っている人はいませんか?
何せ、自分がこう思っていましたから。
しかし、受かってからそのような甘えは撃沈されるわけです。
ここでは以下の人について記します。他の人はまた後述します。

〇年齢がある一定年齢を超えていて、かつ職歴がなく、男性である

・そもそも仕事がない
受かれば仕事ができる、なんて思ってはいけません。
歳とっていてかつ職歴なし、だと相当厳しい道のりであることを覚悟してください。
もちろん、女性は絶対数が少ないので安心しても大丈夫です。
中小どころか零細ですら相手にしてもらえません。
試験制度改正前の「会計士補」は合格時点で仕事は全く困らないという状況だったと記憶しています。
CPAを増やそう、というしわ寄せが来ているのです。
受かればバラ色、という甘えは捨てるべきです。
というよりも、以下の人はバラ色と言えるでしょう。

〇若い
〇女性である
〇有用な職歴がある

上記3点がすべて無い人は部落差別並みの迫害を受けると考えてください。
よく5ちゃん界隈では「ニートが一念発起して資格取ったって仕事なんかできるわけねーだろボケ!」という煽りがよくなされています。
その煽りは高い割合で当たっているのです。
ごく少数ですが、試験に受かったせいでお先真っ暗になり、消息不明になる人がいます。
論文式試験に合格はしたものの、監査法人はどこも相手にしてもらえず、そのまま別の道を進む…、という人はごくまれにですが聞く話です。
そんな人生が台無しになるリスクを背負ってでもCPAになりたいですか?

2-2:監査法人に入ったとて…

運よく監査法人に入ったとしても、上司ガチャに失敗すると地獄を見ます。
ごくまれにUR上司を引くことがあるでしょう。
そのようなUR上司は自分の成長にとても役立つ指導方法や仕事の割り振り、人としてついていってとても感動する、などのような神上司と巡り合えるわけです。
一方、Cマイナス上司を引いてしまうと地獄です。
パワハラ一言で済ませられるくらいの方がまだましだと思えるレベルです。

  • 質問には恫喝で返す

  • 話をするとすべて否定から入る

  • 人として尊敬できる箇所が一か所もない

  • とにかく不安を煽って人を洗脳したがる

  • 質問しても当たり障りのない答えでごまかす

  • 京ことば、ご飯論法でミスリードを起こさせる

簡単に書いても書ききれないのでこの辺にします。
とにかく、上司ガチャの引きは今後のCPA人生を大きく左右します。
そこで、若い・女性である・有用な職歴があるの3点のうちどれかを満たす人からUR上司が割り振られていくものと考えて下さい。
被差別階級のCPAはCマイナス上司しか残っていません。
監査法人の中で、とても良い上司がいればぜひ話を聞いてみたいのでコメント欄にお気軽に記載してください。

2-3:税理士の方が良かったのか

鳴り物入りで論文受かったものの、税務業務がしてみたかったのが本心です。
ところが、日本の税理士はCPAと業際問題が発生していたのです。
税理士法の影響で、日本のCPAは税務業務がCPAではできないことになっています。
CPAの本登録ができる状況(つまり修了考査に合格し実務要件を満たしている状況)にならないと税理士にはなれません。
受かった当初は、まさか業際問題が発生しているなんて思ってもみませんでした。
CPAを目指したのは、税務がやりたかったからです。
CPAだと税理士にもなれるから大は小を兼ねる、で良いかなと思っていました。
しかし、論文式試験を合格しても税務の仕事すらありません。
なにやらマリーアントワネットみたいに

「会計士の仕事がないなら税理士になればいいじゃな~い♪」

という話もちらほらありましたけれども、被差別階級にはむなしい響きです。
税理士になるにはアカスクなんて行く必要(暇)はありません。
税理士試験を受けるべきだったのかと後悔しています。

3:CPA業界はこんなところ

3-1:CPAってなんかおかしい

よく「CPAは癖の強い人が多い」という話を聞いたことはありませんか。
そもそもCPAは職業的自由人といわれていました。
自由な立場で、自由に監査を行い、自由に意見表明を行うことがCPAとして価値のある立場なのだという話が昔はありました。
その名残があるのか、職人気質な人が多く残っています。
それも今や昔、現在のCPAは「自称エリートサラリーマン」という立場に成り下がっています。
仕事はたくさんあって目が回る・給料もいうほど高くない・ミスると恫喝を受ける…。
そんな中で「どーだCPAは価値があるんだぜースゲーだろー!!」とか言われてもへそで茶が湧きすぎて急須が割れます。
多くの人が数年で監査法人から離れます。
他に良い道見つかったら多くの人はすぐに動くのです。
転職を繰り返していい条件の仕事を見つけるのがCPAの正しいキャリアの積み方なのです。
そんな状況があるので、長く働く人はいません。
また、監査法人側も「どーせすぐやめるんでしょ?」という頭で来られます。
そりゃ、長く働かせようというモチベーションは湧くわけがありません。
かくして、良い人は早くやめてしまい、どーでもいい人だけが監査法人に残るのです。

3-2:我慢したとて

そんな中、我慢して働いても得るものはありません。
報酬が潤沢であれば我慢して働く気持ちにもなれます。
しかし、やはり「自称エリートサラリーマン」なのです。
我慢して働くほどの対価はありません。
CPAだから監査、という安直な発想はやめた方が無難です。
本当にやりたいことがあるのであればいいですけれども、それがないのであれば無理する必要はありません。
CPAの何に価値を感じるのか、人生台無しになるリスクを背負ってでも目指したいほどの価値があるのか。
目指す前によく考えてみることをお勧めします。

4:こんな人はCPAには向かない

さて、ここからは自分が思うCPAに向かない人を書こうと思います。
目指している人の参考になれば幸いです。

4-1:小学校生活になじめなかった人

監査法人は小学校と同じノリだよな、という感想が強いです。
以下のような感じで仕事が進みます。

  • クライアント先に監査チームで集まる

  • お昼ご飯はみんなで一緒に食べに行く

  • 何よりもチームワークを大事にして仕事が進む

  • 先生とウマが合わなくても我慢しなければならない

上記のものは以下のように言い換えられます。

  • がっこうへみんなでつうがく!

  • みんなでいっしょにおべんとうれしいな!

  • おててつないでなかよくおべんきょう!

  • せんせいにはむかうやつはただのバカだからいじめてもいい!

こんな具合でしょうか。
とにかく、監査法人に入ってみて小学校と同じノリだな、という率直な感想があります。
一番楽しかったのは教育補助講師です。
教える立場になるのが一番自分に向いていました。
現在、先生の仕事は少子化の影響からか需要が無くなっています。
CPA論文式試験受かった人が人格的に優れているとは限らない、というよりも人としてちょっとおかしい人が多いのが現状です。
とにかく、小学校の延長線上と考えてほぼ合っています。
小学校と同じノリが合わなかった人は避けるのが無難です。

4-2:ADHDである

自分はADHDの特徴にかなり当てはまっています。

ADHDはCPAにとって致命傷に近いです。
コミュニケーション能力がとても低いと評価されがちです。
自分がどれだけ真面目に仕事しても評価されなかったり、ミスが多かったりして辛い思いが多いのはやはりADHDによるものでしょう。
今、自分がいる法人にはADHDの人がいるようです。
本人がどうしてもやりたい、というのであれば否定はしません。
しかし、他に向いている仕事は確実にあります。
わざわざCPAなんて選ばないほうが無難です。

4-3:フレネミーが多い

数年前、アメリカで流行っていた「フレネミー」という人たちが多いと、CPAでは辛い思いをします。
一見、仲がよさそうに見えますが、実際は足を引っ張られることが多いです。
現に、いじめ大学の経理研究所では大変な思いをしました。
自分が受かってみんなに「受かったよ~」と嬉しくて報告しました。
そのあとでみんなから「うちの監査法人には来ないで~」と言われました。
この時、陰で馬鹿にされていたことにようやく気付くのです。
さすがにいじめ大学、横のつながりはとても強いです。
CPAが多いところで横との連携でフレネミーから集団で侮辱などを受けるとひとたまりもありません。
逃げ場がないのが正直なところです。
大手監査法人ですらどこかしらにいじめ大学の人間がいるくらいですから。
そこまでしてやりたい仕事なのか、という自問自答は欠かさずに行うべきです。

4-4:ニートから脱出したい

ここでもちらっと書きましたが、ニートが一念発起してはいけません。
上記の通り、若い・女性である・有用な職歴がある、というCPAが重宝されている業界です。
氷河期世代から脱出しようと一念発起して人生大逆転を狙うことは、CPAでは避けなければなりません。
どれだけ頑張って論文式試験に受かろうとも、三次試験と揶揄されている監査法人の面接に通らなければ人生負け組です。
ニートからニートへ、努力なぞ全くの無駄になります。
ニートから脱出したい人は職歴を取ることから始めないといけません。

4-5:不器用である

上記の「有用な職歴がある」にも通じる点がこの『不器用である』という点です。
ここで残念なお知らせがあります。

  • 仕事しながらではCPA試験なぞ受からない

ということです。
一体何を言ってるんだ?とお思いの方もいらっしゃるでしょう。
仕事しながらではないと監査法人には入れない。
しかし、仕事しながらではCPA試験には受からない。
試験専念組では、論文式試験に受かっても職歴がない人は監査法人に入れない。
大きなジレンマにぶつかることになります。
とても惨い試験になってしまったのです。
そもそもCPA対策予備校の合格者にはこのように書かれる人がいます。

「現役合格」

何をもって現役合格というのでしょうか。
それは大学在学中にCPA試験に合格した人のことをいいます。
それは他の大学卒業者やアカスク修了生よりも価値が高いという理解のもとで付される文言なのです。
これは若くCPA試験に受かることがより望ましいという意識ともいえます。
そのため、大学在学中、かつ22歳以下でCPA試験合格をすることが一番価値が高いものといえる試験となってしまったのです。
現に、勉強歴が短い中でCPA試験に合格するほうが、長い時間がかかる人よりもより高い活躍の可能性があるということも事実としてあるようです。

5:なぜ「年取っている・男性である・職歴がない」人が辛い目に遭うのか

5-1:プロバスケットボールプレーヤーの合格

表題にもありますが、なぜこんな状況になったのでしょうか。
一つにプロバスケットボール選手が合格したことがあります。
プロスポーツプレーヤーが普段の練習の中からCPA試験対策勉強を行い合格したことは当時としては画期的でした。

岡田さんが悪いとは言いたいことでは全くありません。
岡田さんはとても素晴らしい努力をなされた方です。
この合格により、「有用な職歴」を監査法人が求めることになったのです。

5-2:現役高校生合格

近年では現役高校生のCPA試験合格が目立つようになりました。
もちろん、現役高校生の合格も素晴らしいことです。
とても良く頑張られたのです。
自分も高く評価します。
2012年に初めて、現役高校生合格者が現れています。
このことにより、より若い人のCPA合格者の方が価値がより高い、という意識になってくるのです。

5-3:「新しい会計士のキャリアプラン」という珍現象

そんな画期的な合格パターンが目立つようになった結果、監査法人の採用の意識が大きく変わることになるのです。
何度も書くようですが、
「若い・女性である・有用な職歴がある」という会計士の方が
「歳を取っているかつ男性かつ職歴がない」会計士よりも価値があるという意識に変わっていくのです。
自分が受かった年である2012年はこんな見出しが並ぶようになります。

  • 公認会計士試験合格者という人材がいます!

  • 公認会計士の新しいキャリアプランがあります!

このワードを聞いて、きょうかいや大手監査法人は何が言いたいか、わかりますでしょうか?
答えは以下の通りです。

「大手監査法人は人が足りなくなったけれど、厳選採用をこれからも続けます!」

ということです。
一体何を言ってるんだ?とまたも思われたでしょう。
CPAのダメなところがまた出たのです。

もっともらしいことを言ってごまかす。
CPA自身が責任を取りたくない。

こんな意識が無意識のうちに働くのです。
ご飯論法が得意なCPAの散々な有様です。
結局は、若い・女性である・有用な職歴がある人を雇いたいだけなのです。
これが、CPA試験に受かっても仕事がないという大きな要因になるのです。

6:では「若くないかつ男性であるかつ職歴がない」人はどうすればよいのか

結論を言います。

手遅れです!!!!!

残念ながらこういわざるを得ません。
それでも何とか、動くしかありません。
転職エージェントからとても厳しいことを言われるでしょう。
漕ぎついた面接ではCPAからとても厳しいことを言われるでしょう。
何とか内定を得ても、監査法人の人からとても厳しい態度を取られるでしょう。
「大事にする」とか抜かしながら実際は恫喝などを受け、精神的に病むことでしょう。
若い・女性である・有用な職歴があるCPAからさんざん侮辱などを受けるでしょう。
後ろから殴りかかられる可能性もあるでしょう。
多くの場合は孤立するでしょう。
誰にも助けを求められない中、試験合格もむなしく、別の道を歩むこととなるでしょう。

7:子供たちがなりたくないらしい

何やら、高校生以下の子供たちがCPAになりたくないという話があるそうです。
諸外国ではCPAは憧れの職業なのに、なぜ日本では憧れられないのだろう?
アピールが足りないんだ!もっと宣伝に力入れなきゃ!とかきょうかいは言っているようです。
自分にいわせりゃこう言いたいです。

こんなみじめな人生に誰がなりたいんだ!!!

自分が子供を今後持つことになって、子供が「CPAになりたい!」と言い出したら全力で止めます。
そりゃ殴ってでも、と思っています。
自分と同じ辛い目に子供を遭わせたくないです。
それこそ、Youtuberの方が楽しいでしょう。
Youtuberは楽しんで仕事をしているのですから。
そりゃ子供たちは憧れるに決まっています。
CPAは楽しいのか?楽しいビジョンはとてもではありませんが見えてきません。
辛い、つらいと思いながら働くしかないのですから。
CPAが楽しくて仕方ない、という人に話を聞いてみたいです。

8:まとめとカンパのお願い

それではまとめです。
〇CPAはどんな人が向いているのか
→「若い・女性である・有用な職歴がある」のどれかを満たした人が向いています。
→「歳をとっているかつ男性であるかつ職歴がない」人は地獄を見ると思っていいです。
〇こんな人はCPAには向かない
→小学校生活になじめない人・ADHD・フレネミーが多い・ニートから脱出したい・不器用な人は向きません。
→こんな状況を知る上でも経理研究所のような組織に一旦は入っておくことをお勧めします。
→CPA合格を競い合う人と合わないのであれば諦めた方が早いです。

以上になります。
参考になればうれしいです。
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共感できるところが一つでもあればぜひお願いします!
それではまた次回のネタ人生でお会いしましょう!

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