「要約」やり抜く力GRIT(グリット)
今回紹介するのはペンシルベニア大学の心理学の准教授のアンジェラ・ダックワースさんのやり抜く力GRIT(グリット)です
GRIT(グリット)とは、情熱と粘り強さを合わせ持つ力のこと
より具体的には、以下の4つの要素の頭文字を取ったものとされています
Guts(ガッツ):困難に立ち向かう「闘志」や「勇気」
Resilience(レジリエンス):失敗してもあきらめずに続ける「粘り強さ」
Initiative(イニシアチブ):自らが目標を定め取り組む「自発性」
Tenacity(テナシティ):最後までやり遂げる「執念」
ダックワース博士の研究によると、人生の成功を決めるのは才能ではなく、GRITだといいます
なぜなら、GRITが高い人は、困難な目標にも挑戦し、失敗してもあきらめずにやり抜く力があるからです
たとえば、IQが高くても努力を怠る人よりも、IQが平均的でもGRITが高い人の方が、学業成績が優秀だったそうです
つまり、才能がなくても、GRITを身につければ、夢に近づくことができるのです
GRITを高める4つの方法
①目的意識を持ち、他者のために尽くす
マザー・テレサは、その良い例でしょう
インドの貧民街で、病気や貧困に苦しむ人々のために尽くした彼女、その献身的な活動は、多くの人に感銘を与え、1979年にはノーベル平和賞を受賞しました
マザー・テレサが困難な状況でも活動を続けられたのは、強い目的意識があったからだと言われています「神から与えられた使命を果たしたい」という思いが、彼女の原動力となったのです
また、マザー・テレサは常に他者のために尽くすことを心がけていました
「私たちは、偉大なことをするために生まれたのではありません 愛を持って小さなことをするために生まれたのです」という彼女の言葉は、私たちに深く考えさせてくれます
彼女の例が示すように、目的意識を持ち、他者のために尽くすことで、GRITは高まっていくのです
自分の活動が誰かの役に立っていると感じられれば、辛い時期も乗り越えられるでしょう。
②意図的な練習を重ねる
マイケル・ジョーダンは、徹底した練習によって、バスケットボールの史上最高選手の一人になりました
彼は誰よりも早く練習を始め、誰よりも遅くまで練習を続けました シュートを何万回も打ち込み、基礎を徹底的に鍛えたのです
ただし、ジョーダンの練習は、ただ量をこなすだけのものではありません 自分の弱点を分析し、それを克服するための練習メニューを考える
そうした意図的な練習を積み重ねることで、彼は卓越した技術を身につけたのです
彼の例からわかるように、意図的な練習を重ねることが、GRITを高める鍵となります
ただ漫然と練習するのではなく、明確な目的意識を持って取り組むこと、自分の弱点を直視し、それを克服するための練習を行うこと、そうした意図的な積み重ねがあってこそ、本当の力が身につくのです
③興味を持ち、没頭すること
アルバート・アインシュタインは、物理学に対する深い興味と情熱を原動力に、革新的な理論を打ち立てました
幼い頃から物理学に夢中になり、没頭していた彼、その情熱が、後に相対性理論という画期的な発見につながったのです
アインシュタインは「私には特別な才能はない ただ、情熱的な好奇心を持っているだけだ」と語っています 彼の例からわかるように、興味を持ち、没頭することで、GRITは高まっていくのです
好奇心を大切にし、自分の情熱を追求し続ける そうすることで、困難な課題にぶつかっても、粘り強く向き合える力が身につくでしょう
④希望を持ち、失敗を恐れないことも
トーマス・エジソンは、電球の発明に何千回も失敗しました
それでも彼は希望を捨てずに挑戦を続け、ついに成功を収めました「失敗なんかしていない うまくいかない方法を1万通り見つけただけだ」というエジソンの言葉には、失敗を恐れない強い精神が表れています
新しいことに挑戦するには勇気が要ります 失敗するかもしれません でも、それは成長のチャンスなのです
失敗から学び、次の挑戦に活かしていく そうした前向きな姿勢があれば、きっと道は開けるはずです
スティーブ・ジョブズやマーク・ザッカーバーグも、若い頃は失敗を重ねました それでも彼らは希望を捨てなかった だからこそ、世界を変えるような成功を収めたのです
まとめ
GRITを高めるには、努力を継続的に積み重ねることが不可欠です
しかし、ただ頑張るだけではなく、今回紹介した4つのポイントを意識しながら、GRITを高めていくことが大切だと言えます
今日から一歩ずつ実践していきましょう
小さな一歩の積み重ねが、きっと大きな成果につながるはずです
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