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憧れ続けたラジオ局に僕が内定した!?Vol.2

これは僕が憧れのラジオマンになるまでの物語だ

こんにちは。暑い日が続いてますが、意地でもエアコンを使わないように過ごしているラジアカの中の人、おタケです。
前回は大学時代、僕がどんな活動をしてラジオ局就活に備えていたかという話をしてきました。今回はそれを踏まえての就職活動編に入っていきます。少しでも読んでいただいている皆さんにもその時の臨場感が伝わるように書きますので、お楽しみください!

3年生になり就職活動が本格的に

さぁ、さっそく時間をさかのぼりまして、僕が就職活動を始めたのは大学2年の3月からです。大学生になった当初からラジオ局に入りたいと鼻息を荒くしていた僕にとっては「ようやくか!」という気持ちでした。とはいっても就職活動とは何をするのかは全く理解しておらず、インターネットやSNSで「就職活動 やり方」みたいな感じで調べまくりました。

マスコミ志望の僕に一筋の光

その作業中、僕の目に留まったものがありました。とある就活塾のYouTubeでした。
【元テレビ局員がマスコミ就活のノウハウ全部教えます!】
【強いガクチカは今からでも作れる】
【キー局に受かる人はこんなことまでやってる】
【半分以上の塾生がキー局・準キー局に内定!】
とにかくマスコミで内定を目指す僕にとっては魅力的なサムネイルと言葉の数々が並んでいて、思わず再生していました。話している内容にも納得感があり、完全に引き込まれていきました。
就活塾ってぼったくられるイメージがあり、僕はすごく警戒していたのですが、その就活塾は無料面談をやっていたので話を聞くだけならと思い、連絡をとってみました。

無料面談はLINE電話で夜11時からやることになりました。自分のやってきた活動がどこまで評価されるのかというワクワク感と詐欺られないかという緊張感の狭間で僕の服は汗で滲んでいました。
電話の主はYouTubeで聞いてた通りのハキハキ口調のおじさんでした。導入は好きなラジオの話から始まり、第一印象は気さくでしゃべりやすいなという感じ。話を聞くと、彼はIさんと言い、もともと地方のテレビ局に勤めていて、今は辞めて就活塾や映像のコンサルを一人で経営しているのだそう。

とにかくこの人は信頼に値する人なのか、そうじゃないのか疑心暗鬼になりながら話を聞いたのを覚えています。

それから僕のこれまでのターニングポイントになった話やら現在の活動(Vol.0,1)についての話をIさんにしました。自分の中では十分就活でも活かせるエピソードだと思っていたにも関わらず、Iさんからの反応は「ふーん」程度だったのがちょっと悔しかったです。(これまでは大体どの人にも「すごいな」といってもらえる十八番のエピソードだっただけに笑)

そのあと、Iさんは「おタケくんの一番好きなマンガって何?」と投げかけてきました。僕はとっさに「バクマン。です」と返しました。
「じゃあ、バクマン。ってどういうマンガで、どこが一番面白いと思う?」
この質問に焦りを見せながらも、面白さを伝えたい一心で僕はぺらぺらとしゃべり続けました。

僕が唯一全巻揃えたのがバクマン。小学生の時、アニメにドハマりしたのも懐かしい!!

答えた内容は全然覚えてないです(笑)、ただこの時に【伝えたい内容が思ったよりうまく言葉にできない感覚】だけはすごく覚えています。
その僕のミニプレゼンを聞き終えてからIさんは「自分のこと、好きなものをアピールする力が就活では一番大切であり、塾で鍛えてもらいたいポイントなんだよ」といいました。そして、最後に「本気でマスコミを目指す人だけに入ってほしいから無理強いはしない」という話をされて面談は終わりました。

週一回授業で、月謝1万円という絶妙な価格設定と先ほどの口車に完全にのせられ、僕は入会を決めました。(正直「最悪、オンライン講義やからブッチしてもいけるしな」というのもありました笑)

就活塾に入塾した結果・・・

それからは、その就活塾でマスコミ就活のイロハを学んでいきました。就活塾には同じようにマスコミを志す仲間もいて、すごくモチベーションが上がりました。各々のESの中身をみんなで添削したり、面接練習を面接官役と学生役に分かれてやったりしましたね。ある時には、塾生とIさんみんなでラジオ大阪のサクラバシ919のコーナーにネタメールを考えて投稿したこともありました!確か、何通か読まれて喜んだはず(笑)。

そして、もう一つ振り返って就活塾に入って良かったと思うのはガクチカ作りの部分です。僕はVol.1でも話していた通り、ガイドランナーの活動や新聞部の活動をしてきました。塾に入る前まではやってることが珍しければ通用すると思っていた節があったのですが、ガクチカは活動内容の方が重要だということを知りました。どんな切り口や考え方でやってきたことを人事の人にアピールするか、その要点をつかめていなければES段階で落とされる。
そうならないためのガクチカのテンプレ作りにはすごく苦心しました。塾長であるIさんに添削してもらいながら、大体どの人が見ても目を引くであろうガクチカ文を作れたと思います。(確か3年6月くらいにはほぼ完成形になってました)そのおかげもあり、ESの通過率は夏インターン当初から常に8割は超えていたと思います。

就活塾で学んだことをメモったノートの1ページ

その一方で、塾に入会してからストレスを抱えていくことが増えました。主にその原因は3点あります。
一つ目は塾の方針です。Iさんの塾では質の高いガクチカのストックを3つ準備し、その3つとそれに関する派生の質問を使いまわしながらどのESや面接にも対応できるようにという考え方がありました。僕はESの挫折経験の項目でどうしても箱根駅伝のこと(Vol.0)を書きたかったのですが、その方針のせいで「それはダメ」と言われてしまったことがありました。
二つ目がIさんのレスポンスの遅さです。塾では人数を絞ることで一人ひとりと向き合うと言っていたはずでしたが、夏インターン頃から塾生の数が増えてきたのか春先に比べて、Iさんの添削スピードが明らかに遅くなっていきました。お金払ってるんだからそこはちゃんとしてほしいポイントでした。返信の早さは信用に直結しますね。
三つ目がガクチカ否定です。せっかく頭を長時間フル回転させてガクチカを修正したとしても「これは面白くない」の一言で返ってくることが何度もありました。また、僕自身の中では完成形のガクチカも特にアドバイスなしに「もっと進化できる」といいながら、突っぱねてくるケースもありました。

こういった不満がたまった結果、自分一人で就活に臨んだ方が何のしがらみもなく取り組めるのではと思うようになりました。ただ、マスコミ就活の情報が何も入ってこなくなることの怖さも同時にありました。悩みに悩んだ末、夏休み入ってすぐのタイミングでIさんにやめることを伝えました。
ちょうど僕の他にもやめようと考えている子もいたので、意外とあっさり辞めることができました。こうして僕は強いガクチカとESを書くノウハウをもって、また一匹狼で就活を再スタートさせました。

Iさんの塾生には負けないぞ!そんな思いももちながら、去年の夏は過ごしていましたね。すごく懐かしいです。実は辞めた後も、なんやかんやIさんの塾のSNSは欠かさずチェックしています(笑)
だって、Iさんと作ったガクチカがいなかったら、僕はラジオ局に内定してなかったかもしれませんからね。今は本当に感謝しています!

さて、長くなりましたが、今回の話はここまでになります!次回は夏のインターンES編と題して、お送りしたいと思います。Iさんと作ったESがどこまで通用するのかぜひ見届けてください!

次回のラジアカもお楽しみに!ありがとうございました!!

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