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女性が守られない時代

先日の川口ゆり氏の投稿に続き、トラウデン直美氏のおじさん詰め合わせ発言が炎上と、男性に対する侮蔑的な主張が連日叩かれている。
これはジェンダー教育を受けた世代が増えてきたことで、女性に言ってはNGな事を男性に言ってもNGだという機運がいよいよ表面化してきたことの証左だろう。

そもそも、日本のジェンダー平等は女性に権利を与えるところから始まった。何故なら当時は、男性中心の社会で男性から権利を奪うことはあっても与えることは不要であると考えられたからだ。しかし、それは男尊女卑の価値観を持つ男性ならば不平も言わないだろうが、生まれた時からジェンダー平等の社会に生きている若い世代は違う。

彼らは、今のジェンダー平等に関し女性が優遇されていると考えるはずだ。このような考えの世代が増えるとどうなるか。女性をサポートしようという男性が減ってくるだろう。例えば、力仕事でも男女平等だからと女性にもその負担を強いるようになるだろうし、経済的な面でも男性が女性の代わりにデート代を払う風潮も消滅するだろう。

今後、危惧されることとしてはこれまで男性は女性から不当な扱いを受けてきたのだから同じことを女性にもしようというある種の揺り戻し的な風潮が生まれる可能性がある。
韓国では女性を標的にした傷害事件が度々起きており、若い世代を中心に男女対立が深刻化している。現在の尹政権も実は、男女対立の影響で誕生した政権だ。今の機運がやがて韓国と同じような男女対立を生み出さないかが心配でならない。


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