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夜明けと共に世界が動き出す

おはよう御座います。家亀です。
今日も詩を投稿したいと思います。
今回は都会編です。是非、最後までお楽しみ下さい。


夜明けと共に世界が動き出す ——都会編

ビルの隙間に滲む薄明かり
ネオンの残り香が消えゆく街
アスファルトに落ちた影が
ゆっくりと形を取り戻す

信号がまばたきしながら
無言のままに朝を告げる
誰かの足音、バスのエンジン
都会のリズムが動き出す

カフェの扉が開く音
新聞をめくる指先
交差点のざわめきの中で
今日という幕が上がる

ビジネスマンの靴音が響き
子どもたちの笑い声が混ざる
誰かの夢と誰かの焦燥が
縦横無尽に交錯する場所

夜が去り、朝が来る
昨日の憂いも、希望も乗せて
都会はまた、止まることなく
新しい一日を刻んでいく

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家亀
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