蛙化エリタイ
びょういんというたてものに入って、
受け付けのお姉さん方にご挨拶して、
椅子というものに座った。
鼓動が波打ってる。ドクンドクン。
もはや、蛙化したいぞ、わぃは、🐸
出口というものに向かって二足歩行したいぞよ。🦧
クーラーなどという風はワイにはいらん。おなかの虫が動いたらどうするのだ。寝た子は起こすな。
ふっふつと盛り上がっていく蛙化ファンの推しはオイラをとめどなくスタンディングオーべーションをしているではないか。
寄せては返す波動拳。
そんな武器手放すのだっ!さぁ世界平和をワイにくれ。穏やかなる日々を送りたい。さぁ我に平安を平穏を与えたまえ〜
藁にもすがる思いとは。。
その時だ、目の前に黒いお虫様がヒョコヒョコアラワレタ。救世主か!?
君はどこへいくのだ。
ワタシを連れて行ってはくれぬか?外の世界へ。自由というものを味わいたい。今すぐワタシを背中に乗せて飛びたってくれぬかー
お虫様は知らんプイと、マイペースを崩さず、前進し続けておられる。
お虫様は体温チェックとマスクチェックと手指消毒を突破し、受け付けは済まされたようだ。無論、受け付けのお姉様方に見てもらってればすぐ御帰りを申しつけられそうだが。
駄菓子菓子🪰
お虫様は突き進んでいかれる。
ワタシの鼓動とお虫様の歩幅は合っておるかのように、時間は過ぎていく。
お虫様は入ってきたサンダルの👡人に踏まれそうになって、飛んだっ!
おまえ、歩かずとも飛べるのか!
いいのぉ〜わしも飛びたいぞ🦅空高く、何故こんなところに来てしまったのだ。後悔してもしきれない。
目をつぶり、そうだっ
無だ。
無になろう。
何も感じず、何も考えず、ワタシは何も雑念を感じない。人などどうでもよいのだ。近くのおばさんの雑談など聞こえぬ。聞こえぬ、
気になるぅ〜
だって、人生の教訓が含まれているかもしれないから。
いや、そんなところではないのだ。心の鼓動とワタシは対峙しているのだ。帰るか現象の落とし穴にまんまとハマっているのだよ。
蛙の王様🫅早く呼んでくれ。。
そんなこんなで、フルネーム呼ばれて蛙の王様とおしゃべり、
「1ヶ月どうだった?」
「はい、とうとう、ロジウラーフェス出てきました」
「いつきさんとデザインしたうちわがバカ売れして、ネコミミ付けてる人もいて楽しかったです、たしかカッパもいた気がします」
「おーそうか、そりゃ良かったな、じゃあカウンセリング受けていけな」
「はい、ありがとうございました」ぺこりん
蛙の王子に楽しかった話をして心なしかスッキリして、鼓動は少しおさまり、
カエルのお姫様さんにお迎えを告げられ、補導されて、あーだ、こーだお話しして、満足して、また1ヶ月後のご来館の約束をこなして、受付のお姉さんにチップを渡してお虫様をよろしくお願いしますと頭を下げて、薬剤師さんに謎の薬を預けられチップを渡して帰ってきた。
おわったー〜あーお虫様生き延びたであろうか。それだけが気がかりだ。
また、来月もこの孤軍奮闘をおいらはするのか、、、。両想いのシーズンはあっけなく過ぎたのだよ、カエルの王様。あなたを振って帰ります。
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