ふとん文学 第2章~「嫌いな人に会いたい」とは?~
布団の中からお送りします。
常に、自尊心からか、存在価値を高めたくなる割にふとんでダラダラしてしまうため、やるせないです。
せめて、文を書くこととしました。もしかしたら、布団の素材のように、ふわふわした文になるかもしれません。
昨日、休みのまえの日にはりきってお酒を呑みすぎてしまいました。
呑む日だ!ときめたら、そこに一直線に向かいたくなる。
友達と朝まで呑んだので寝不足でございます。こんな人が書く文なので訪れたかたは、楽に読んでもらえたら嬉しいです。
呑むことについては、一日でも多く、たのしく美味しいお酒を呑みながら、好きな人たちと一分一秒でも多くの時間を過ごしたいな。
と思っていました。あとは迷惑をかけないように生きたいために、集中するときは一人で過ごすようにしていることなど、色々人生観がありますね。
されど少しだけ、そのことについて風穴が空くような本との出逢いがありました。
韓国出身で歌手、イラストレーター、エッセイスト様々な肩書きをもつ
イ・ランさんの「悲しくてかっこいい人」
という本です。
この中で、「嫌いな人に会いたい」というタイトルの章がありました。
いつもページをめくると、言葉にドキッとする。なにか掴まれたような瞬間があります。
驚きに引き込まれて、理解をしていくうちに心地よくなる。
そこには、嫌いな人と会うと、自分には考えられない発想や、会話が生まれていて面白く感じることなどが書かれていました。
たぶん誰しも嫌いな人が頭に浮かんだりすると思うのですが、大概避けると思っていたし、ストレスを感じてしまうため、「無理して一緒にいない」
ことがとてつもなく正解のように感じておりました。
そこで「違いを楽しんでいる」人っているんだ!
という衝撃。短い言葉に知らなかった発想を教えてもらいました。
そのことが、とてつもなく平和に感じたのです。色々な境遇や、環境などにより個人の性格はまちまちですし、そのなかで、似たようなタイプといる穏やかさに心地よく感じます。
されど、違うタイプといるスパイスみたいなものはあるよな….!
と振り返ってみると感じました。
はじめて浮かぶ発想、行動など、自分にはできないことをしてる人たちに関しても
きっと新しい気づきとか、守備範囲、反面教師のような道しるべ作ってくれるとおもうと、先々の心が軽くなりそうです。
それでも数時間だけしか耐えられないことも書いてあり、無理に長時間そこにいる必要もないのですが、自分の中で嫌な人に会ったときは「嫌いな人に会えた!」と楽しんでみたら
世界はどんな色になるのでしょうね。
あとは嫌われるの怖かったりもするし、至らぬ所が億ほどあるため、簡単に嫌われることもあるだろうな、と思うのですが、もし、そんな眼差してみてくれる人がいるかも。と思うと怖くなくなり、ほっとしそうです。
今、わたしは周りに嫌いな人がいないのですが、その時の出逢いを楽しみにしたら、ほんと無敵空間ですね。
イ・ランさんの本すごく面白すぎて、半年で半分しか読めていません。
一頁ずつ胸がいっぱいに満たされてしまって、それを自分の中へ消化することがとてつもなくたのしい日々にいますね。