ネタバレを含まさせて頂いております。
どーも。インドでは喉が渇いたら飲み物を飲むべきという常識があるらしいですよ。生成りです。
上映最終日にRRR観てきました。
インド映画、良いですね。
なんか顔の濃さも相まってかすごい情熱を感じますよね。
家族を取り戻したいビーム、
村人全員に武器を渡したいラーマ、
どちらもイギリスからの解放という意味では同じ方を向いているはずが、互いの目的達成のためには互いが邪魔な存在になってしまう。
目的を大きくすると現代社会でもあり得そうな話ですよね。
取引先に製品を売りたい営業部門と、
その取引先の経営状況が不安定で本当に支払いできるのか疑わしいから売るのはやめて欲しい経営部門。
どちらも会社の売り上げを伸ばしたいという信念のもと、引いて見ると同じ方向を向いているのに寄りで見ると相対してしまう。
私の会社ではそんなことが起こってます。
ちょっと映画の内容から逸れてしまいました。
ラーマはイギリスに仕え、ついには反逆者のボス、ビームを捕らえ、鞭打ち刑の執行役に。
あのラーマのイギリスに仕えている時の機械のように粛々と業務をこなす姿は鳥肌が立ちました。。
しかし、最終的にはイギリスよりも親友を選びビームを助ける。
今までの計画、苦労が水の泡になる"重大な"という言葉だけでは物足りない決断でしたが、ビームには憎まれ、敵として殺されかけてしまう。(本当にあそこで殺さなくて良かったです。。)
命を顧みずに救ったのに憎まれてしまうというのは苦しいものがありましたね。
功績を見せびらかしたり自慢することは恥ずべきことで、隠すことが美徳だ
みたいな風潮がありますが、
やっぱり頑張ったら感謝されたいし褒められたいですよね。。
憎まれようとやるべきことをやる。
ただ自分の信じたものをやり遂げるのみ。
讃えられることは必要なことではない。
これはめちゃくちゃカッコいいですけど自分には到底ムリ。
ラーマの「結果は必要ない。ただ責務を果たすのみ」という言葉は痺れましたね。
インド映画特有のダンスシーンもやっぱ良いですよね。なんかニコニコしちゃう
前半の白人の中でビームとラーマがインドダンスを踊り出すシーンになんかうるっと来ちゃいました。
あと、
銃弾がいくらか知ってるか、こんな価値のある銃弾でインド人を殺すのは銃弾が勿体ない
と総督に言われてきての最後のシーン。
ラーマがイギリス人を銃弾よりもよっぽど安い弓矢でバッタバッタ殺していくんですよね。
皮肉が効いててすごく良かったです。
ラスボスの総督はリスペクトを込めてしっかり銃で殺す。
殺し方ひとつにも意味合いがあって凄いなぁと感心してしまいました。
まだまだ見つけられてない意味が隠されていそう。
おわり。