読書記録2025/1/27
今月が、もうすぐ終わる。
目標ページ数は-700ページをさらに下回っている。挽回なるか。
ヘンリー・ジェイムズの兄である、ウィリアム・ジェイムズ。
ウィリアム・ジェイムズは哲学・心理学の方面から、ヘンリー・ジェイムズは実作の方から、ともにプルースト以降の「意識の流れ」諸作を生み出す源流となったのだか、「テル・ケル」の討論の中でJ=P・ファイユが言うには、「ウィリアム・ジェイムズより明らかにヘンリー・ジェイムズの方が偉大だった」。
実際にはどうだったのか。見極めるために、ヘンリー・ジェイムズは「デイジー・ミラー/ねじの回転」、ウィリアム・ジェイムズは「心理学」を、それぞれ今読み進めている。
確かに、ファイユが興奮するだけあり、この兄弟の活動は、かたや理論/科学、かたや文芸上の実作と、あまりに論じやすく対比をなしている。
いったい、この家庭に、あるいは学派に、どんな流れがあったのか。伝記でも暇な時に引いてみると面白いのかもしれない。だが、そんな暇があるかどうかわからない。
フランス語の学習を始めたので、また読書がおろそかになってしまった。