大根葉とおじゃこのふりかけ
大根葉とおじゃこのふりかけ
わたしが作るふりかけの中でも1、2位を争う人気だったのが大根葉とおじゃこのふりかけだったね。
多分話したことはなかったけれど、学生時代に、友達のおばちゃんから直々に教えてもらったふりかけです。
残念なことに流通の事情で、大根の葉は、切り取られて売られているので、なかなか、手に入ることが少なかったけど、見つけた時は、必ずこのふりかけを作っていたね。
葉のない大根は、写真のように葉と大根(白い根の部分)の付け根から1~2cm残して切って、水につけて葉を生やしてたけど、よく覚えているんじゃないかな?
声をかけたら元気に大きくなるよ、と伝えたら、毎日声をかけてあげて、ぐんぐん伸びて花をつけたこともあったね。その時は、ふりかけにならずに、そのまま花を食卓に並べたね。
わたしがいくら声かけしても花は一度たりとも咲かなかったのに、本当に不思議でした。今でも花は、咲きますか?
すずしろの「す」
大根の葉は、1月7日に食べる七草粥の「すずしろ」としても知られるね。消化を助け、乾燥した喉に良いとされてるから、その時期に食べられているんだろうね。
葉は捨てずに、役に立つのでとっておきなさいっていう意味で「大根食うたら菜っ葉干せ」っていう諺があるほど、実は葉の方が栄養が豊富。
特に、βカロテン(ビタミンA)、ビタミンC、ビタミンK、葉酸、ミネラル類のカリウム、カルシウムなど。なのに、スーパーに出回らないのが、もったいないね。
干した大根の葉は、食べる以外にも、入浴に使うと神経痛や冷えに、飲用に使うと胃の調子を整えてくれるそうですよ。もし婦人科系の悩みがあれば、腰湯で使ってみて。
βカロテンは、油と一緒に摂取することで吸収率がアップするんやけど、わたしは油で炒めずに、すり胡麻を入れてたよ。ごま油は、熱に弱い(酸化しやすい)から、もし使うなら、火を止めて仕上げにひと回しに。その方が風味も豊かです。
作り方
大根の葉(カブの葉でもOK)を5mmくらいに切る。
フライパンにそのまま(油は入れない)入れて、塩を少々。
火をつけて炒め、しんなりとしたら、おじゃこ、すりごまを入れる。
紫蘇ふりかけ、もしくは、刻んだ梅干しを入れる。
醤油で味を調整したら、出来上がり。
おまけ
たくさん作って、よく冷凍にしておきましたね。あったかいご飯の間に挟んで、そのまま解凍(笑)フライパンに残ってるふりかけに、ご飯を入れ混ぜて少し焼いて食べるのが、わたしの特権でした。
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