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大阪広報会「OK会」の運営裏話!コロナ禍に3人で始めたOK会が90人規模になるまで
こんにちは。広報PRと広告宣伝のコンサルティングサービスを提供する「株式会社きなり」(以下:きなり)代表のえりなです。
今日は2021年11月から運営している大阪広報会「OK会」について書いていこうと思います。コロナ禍に3人で始めたOK会。気づけば2年半でコミュニティ規模は90人になりました。
3年が経とうとしている今だからこそ、改めて始めたきっかけやOK会への想い、これまでの活動などを振り返ろうと思います。
▼これまでのOK会の様子はこちら
OK会メンバーや広報仲間たち、お世話になってるメディアさん、そして私を社会人として育ててくれて広報にしてくれた敬愛する元上司まで…たくさんの方に囲まれて幸せな時間になりました💖✨来ていただいた皆さま本当にありがとうございました🥂シャンパン大好き🍾美味しかったー😆💕 pic.twitter.com/RHa86MOaZO
— えなりんご@フリーランス広報PR (@erinapple_pr) February 19, 2024
2023年飲み納め♡
— えなりんご@フリーランス広報PR (@erinapple_pr) December 30, 2023
気兼ねせず何でも話せる仲間たちと
最高に楽しい時間を過ごしながら
年末を締めくくれて本当に幸せです。
お互いに色々あるし大変だけど…
思うことはただひとつ…
OK会をつくって本当によかった。
かけがえのない出会いに改めて感謝👏✨ pic.twitter.com/NBSg3tOOKU
“関西メンバー3人”でコロナをきっかけに始めた「OK会」
OK会が始まったきっかけは、コロナでした。コロナをきっかけに、メディアさんや広報さんを含む世の中の働き方が大きく変化したからです。
コロナ前は、新聞社やメディアさんに直接電話をしてアポイントを取ったり、突撃訪問して「こういうリリースがあるので見てください」と売り込みをしたりと、足を運んで繋がりをつくるのが広報として当たり前の活動でした。
しかしコロナの影響で、これまでのやり方が通用しなくなったんです。
記者さんが軒並み会社にいない
メディア関係の方と直接アポイントを取れない
リアルの交流会がなくなり新しい繋がりをつくれない
そんな中、広報業界全体でSNSが活発に動くようになりました。
記者さんがSNSを始めるようになる
広報が情報発信としてSNSを活用するようになる
また2020年あたりから小さいコミュニティが発足したり、オンラインの勉強会が活発になったりもしました。
関西メンバーが意気投合→数日後の難波飲みで立ち上げの話に
ある日、東京のメディアさんが主催していた勉強会にたまたま参加しました。
東京の方が主催しているオンライン勉強会だったため、周りはほとんど東京在住の広報さんでしたが、わたしを含めて3人だけ関西の広報さんがいました。出身が同じということで自然と意気投合したんです。
▼勉強会で意気投合し、OK会の初期メンバーとなる2人
ミカミさん:https://x.com/kumichocopine
モリニシさん:https://x.com/keiko_novapr
「関西は関西で徒党組んだら面白そうやんな」
「東京の広報界隈、盛り上がってるな…逆に関西からも広報を盛り上げたろかい!」
3人一致で「関西から広報を盛り上げたい」との声が出て、オンライン交流会が終わってすぐ、3人で集まり裏難波での飲み会が実現しました。
「関西でも昔から交流会とか勉強会は開催されてたけど、どっちかというと勉強会の方が多かったやんな」
「広報コミュニティは、しっかりカチッとした勉強会として開催されてるか、交流会メインやけど徐々に人数が減って自然消滅してるコミュニティが多かったから、ずっと定期開催してる会があったらええな」
裏難波飲みでは、上記のような話が出ました。
モットーは“とりあえず3人だけでも集まる”こと
「とりあえず3人だけでも毎月集まろうよ」
「10人くらい集まりそう」「20人は声をかけられる」などの目処は全くありませんでしたが、“とりあえず3人だけでも定期的に集まる”をモットーにOK会は始まりました。
当時のXで「大阪で広報しています」と発信している人がいても「誘ってみる…?」くらいの温度感。コミュニティを大きくしたい野望も当時はなかったため、「広報コミュニティ」という口実があれば「夜に気兼ねなく飲みに行けるやん!」と考えていました。(笑)
その他にも「定期的に開催すること」を、OK会の「絶対ルール」として設定しました。
第1回目のOK会から現在まで毎月第3金曜日に開催することを続けていて、OK会の日は東京にいても帰ってこれるようスケジュールを調整しながら、どんなに忙しい月でも毎月開催しています。(直近の8月はお盆休みに重なったので開催できませんでしたが・・・)※コロナの緊急事態宣言中はオンラインで開催していました。
今月も開催♡OK会🙆♀️
— えなりんご@フリーランス広報PR (@erinapple_pr) September 17, 2023
他業務に追われて広報ができてない…頑張りすぎて不調気味…初めて〇〇するけど何を準備しよう…とか。一人で考えるとわからないことでも誰かに話したら一瞬で答えが見えることもある。ここに来たら相談できる、共感してもらえるとか…そんな場所って結構大事🌈だと思ってる。 pic.twitter.com/xqBe3MqGvP
「大阪広報会=OK会」の名前もすぐに決まりました。「大阪広報会だと固いイメージになってしまうから、OK会でええんちゃう!」と。
勉強をメインにするわけではないし、交流ができたら良いと思っているだけだからなんでもOK!大阪広報会としたときに大阪の人しか来れないのもいやだなと。
だからOK会の正式名称は「大阪広報会やけど、大阪以外もOKやで」にしました。
大阪(関西)の会社の広報さん、大阪(関西)で活動している地方の広報さん、大阪(関西)に本社や拠点がある広報さん、大阪(関西)が好きな広報さん・・・広報に携わる方ならOK!広報に真面目に取り組みたい人であれば誰でも参加可能です!
2021年12月〜本格スタート!一人ひとりがGIVE精神にあふれているOK会
コロナ禍でありながらも、スムーズにスタートした「OK会」。
2021年11月に3人で七輪を囲みながらビールを飲んだ後OK会が本格スタート。2021年12月に初めての交流会をオンラインで開催しました。
\集まれ❣️関西中小企業の広報さん✨/
— えなりんご@フリーランス広報PR (@erinapple_pr) December 8, 2021
OK会に参加表明いただいた皆様お待たせしました!!決起集会(@オンライン)やりますよー🙋♀️🍻
日時:12月19日(日)19時~
早い時間スタートなのでゆるっと長めにやる予定…参加ご希望の方はリプ・DMください❤️お待ちしております🌈
参加してくれた約10人の初期メンバーとは、
「どういう広報会が欲しかったか?」
「どういう会であれば何年も続けられそうか?」
などを話しました。
今は東京や仙台をはじめとする各地からいろいろな業種の広報さんが大阪まで足を運んでくださいます。「◯日に大阪に伺うんですが、OK会ありませんか?」などの声をいただくこともあるので、その場合は臨時OK会を開催しています。
OK会の初期から変わらない良いところは、メディア掲載報告や炎上対策までコミュニティメンバーが広報知識や経験を積極的にSlack共有してくれるところです。
ある広報さんが、炎上事案の対応に当たったときには、「危機管理はどうしたら良いのか」「事案が起きたときにはどういうフローで適時開示したのか」をシェアしてもらう勉強会を開催しました。
また新聞社の記者さんもお呼びして「メディアから見たときに会社の発信はどうだったのか」「クライシスが起きたときに企業としてはどういう対応を取るべきか」などをお話いただいたり、その場にいた広報さんにも過去の対応事例を共有いただいたりしたこともありました。
記者さんもOK!記者さんと広報さんのゆるい繋がりをつくる
OK会の特徴は、記者さんもOKなこと。記者さんが「こういう取材対象を探していて、OK会で探していただけないでしょうか?」「◯◯の情報提供をお願いします」と声をかけてくれることもよくあります。
一般的な広報コミュニティでは、記者さんが来るとなった場合、何か情報を持って帰ってもらうために、リリースなど何かしら情報提供をするという風潮が根付いています。
そのため広報側は「情報提供のプレッシャー」、記者側は「記事にしないといけないプレッシャー」を感じることも珍しくありません。ただしOK会では一切なし。身ひとつで参加できる気軽さがあると思います。
広報さんと交流したいと考えてくださる記者さんにとっても「しっかり話を聞いたのに記事化できず申し訳ない」と気負うことなく、ただその場を楽しみながら広報さんと知り合える環境は喜んでいただいています。「次の開催はいつですか?」とわざわざご連絡をいただいたり、スケジュールを調整してくれたりする方もいます。
また初対面のプレッシャーがないのもOK会の良さだと思っています。
名刺交換はしますが、代表の挨拶もないし、初めましてだからと言ってみんなの前で自己紹介をお願いすることもありません。「自己紹介しないといけない」「初対面の人に挨拶しないといけない」などのプレッシャーがわたしは苦手だったので、あえて設けないようにしています。
昨日は初めてOK会に参加しました🫶💕「おぉお!あなたが〇〇さん!」「いつもSNSではありがとうございます」など新しいリアルな出会いがたくさんありました🥰帰りはちゃっかり、りんちゃんの車に乗せていただきました🚗皆さんありがとうございました!! https://t.co/e5ZuRy60Z9 pic.twitter.com/44C217FllS
— いまさき| フリーランス広報|ママ5年生 (@imasaki1024) November 26, 2023
開始2年半でメンバーは約90人!継続の理由は「広報の繋がりをつくりたい」変わらない軸
気づけばOK会の規模は、開始2年半で約90人になりました。
新卒2〜3年目の若手広報から、突然広報を任された新人広報さん、広報歴10年以上のベテラン広報さんまで幅広く在籍しています。
中小企業に所属する広報さんが多いですが、システム会社から食品会社まで、BtoBとBtoC関係なく、業種業態や企業規模はさまざまです。担当領域も社内広報から社外広報、SNS運用担当者まで多種多様な広報さんに集まっていただいています。
ひろみっくすさんから頂いていて、やっと貼りました♡OK会のステッカーです🥰
— ゆりか@ブランド商社のママ広報♡ (@eastend_yurika) August 21, 2023
PCに貼る記念すべき1枚めのステッカーです❣️ありがとうございます💕
嬉しすぎる😊 pic.twitter.com/3Xway2yltq
今日は東京出張中のOK会えりなさん(@erinapple_pr)とひろみっくすさん(@hiromix0312)さんと電車の見えるカフェでランチ。👦も楽しかったようで、帰宅中ずっと「えりなさんと〜まっくすさんと〜ぷりっつ食べたんだよね!」と言っていました。……みっくすさんな🤷♀️ pic.twitter.com/ey3KdgWn53
— さちえ@フリーランス広報 (@sachiemaeda119) November 11, 2023
ここまで継続でき、多くの人に知っていただけるようになったのは「決めている軸をぶらさずに、無理をしないこと」をマイルールとしているからです。開催日やコンセプトはもちろんですが、「広報の繋がりを大切にしたい」という軸があります。
まだまだひとり広報が多い広報業界。社内では相談できる人がいないという環境に身を置いている方も多数います。業種業態に関係なく「広報だからこそ理解・共感ができる」ことも多く、社内で解決できないことも広報仲間に相談すると解決の糸口が見える経験をたくさんしてきたので、広報報同士の横の繋がりを一番の軸として持っています。
これまで社内で相談相手がいない中、思うように動けなかったり結果を出せなかったりで辞めてしまう広報さんを山ほど見てきました。自分にとって、広報仲間が辞めてしまうことはすごく悲しい。
わたし自身、交流会や繋がりを通して何度も助けていただいたので、今度は自分が広報さんの繋がりをつくる立場になりたいと思っています。
OK会にご興味ある方へ
決まりごとやルールがないからこそみんなで楽しんでいるOK会。テーマや議題などは決めずただ楽しく飲んでいる会ではあるものの、広報が集まっているので話題はいつも広報や仕事に関することがほとんどです。みんな和気藹々と交流できているのが何よりもうれしいです。
OK会にご興味ある方、ぜひお気軽にえりなまでメッセージください!
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