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ふりかえり。人生が変わった本シリーズ
こんにちはKINAKOです。
なんだか仰々しいタイトルですが…
誰しも自分の人生に影響を与えたモノって必ずあると思うのですよね。
それは本だったり、音楽だったり、人だったり…
私の場合はとある児童書シリーズでした。
全53冊ある講談社青い鳥文庫から出版されている有名児童書シリーズ。
私が初めてこの本を手に取ったのは小学校低学年の時でした。
当時、雑誌なかよしに「夢のクレヨン王国」という漫画が連載されていて
その漫画が大好きだった私は原作の本も読んでみたくなり
「クレヨン王国12か月の旅」を図書館で借り、1日で読破。
そこから取りつかれたように次々とシリーズを読み漁っていきました。
正直、当時小学校低学年だった自分では理解できないところもありましたが、間違いなく「趣味は読書」になるきっかけはこのシリーズだったと断言できます。
その後、小学校高学年くらいまではクレヨン王国シリーズを読みまくってました。
当時はネットもないので何巻まで発行されているかわからず、
とにかく図書館においてある在庫を読み漁っていました。
小学校最後の夏休みには当時一番好きだった「クレヨン王国パトロール隊長」を読書感想文に選びました。課題図書以外の本を読書感想文に選んだのはクラスで私一人だけだったので、めちゃくちゃ浮きましたが、大好きな本の読書感想文はとても楽しかった記憶があります。
その後、中学生になった私は部活漬けの毎日となり…
一時期は読書から離れてしまうのでした…。
そんなこんなで時は経ち、大人になってからふと思い出し
また読みたいな~と思いクレヨン王国シリーズを集め始めました。
このシリーズは電子書籍ではなく紙で揃えたい。と思い、
現在もポツポツと集めています。全53冊にはまだまだ…という感じですが…。
小さい時はパトロール隊長が一番好きでした。
遠い昔の記憶しかないので大まかなストーリーしか思い出せないので
何が好きだったかを説明するのが難しいのですが…。
ノブオの成長がものすごく丁寧に描かれていると思うんですよね。
優しくて強くなる少年の物語が本当に好きだった記憶があります。
実はしっかり成人した後に、福永令三先生にファンレターを送ったことがあります。
昔の文庫本には、最後のページに作者様の自宅住所が書いてあったんです(今はさすがにないかな)
その後、先生からなんとハガキでお返事が来て、本当に嬉しくて飛び上がった思い出があります。
とても達筆で優しい字体で、たしか青いペンで書いてあった記憶があります。ただ、その後引っ越しを数回した時、そのハガキをどこかに紛失してしまい、めちゃくちゃ凹みました…。
でも、今でもお返事の内容は鮮明に覚えています。
手紙に対するお礼と、今は体調を崩して横になっていることが多いということ、それでも、もし近くに来たら自宅に寄ってみてくださいと書いてくださっていました。
先生の体調が心配で、遠慮したのですが…今思えば、勇気を出して伺っていればよかったです。
私の人生で一番の後悔です。
間違いなく、自分の人生を大きく変えてくれたこのシリーズ
生み出していただいた先生に感謝。手に取ったあのころの自分に「ありがとう」と言いたいです。
ただ純粋に物語を楽しんでワクワクしたあの気持ちを、
可能であれば、自分の子どもにも共有してほしいな。とは思いますが、
そもそも子どもが読書好きになるともまだわからない(現在2歳)。
絵本は好きそうだけど…
勧めはするけれど、それでも読まないならそれはそれで
今の娘には必要ないんだろうと潔くあきらめて、私は私で好きな本を読めばいい。
まだまだ世の中には数えきれないくらいの本があるのだから、そのうちの何かが子どもの人生を変えるきっかけになればいいなと思います。