コメダ珈琲の新作・桜咲く 〇〇のシロノワールの感想
※訳あってメニュー名の一部を表示できません。
女子高生がこのウサギの頭部をカバンにぶら下げていたり、祭りの出店でグッズが景品に並んでいたり……。
世間の人気や流行に反し、私はこのウサギをどうにも受け入れられない。
そうは言ってもコラボ相手なんだから、多少は履修せねばなるまい。いくらか検索をかけ、ちゃんと公式ホームページも覗いた。
うーん、分からん。
インターネット老人会に片足を突っ込む私には、イマドキのカワイイが理解できなかった。
そして、この予習が悲劇を呼ぶ。
なんと私のXは、このウサギを「興味のあるコンテンツ」として認識してしまったのだ。おすすめ欄にはウサギの画像付きポストが並ぶように……。
予測変換ですらこの有り様である。
非常にマズい。これ以上、私の使用機器にこのウサギを学習させるわけにはいかない。
というわけで、ここでは〇〇として伏せ字にさせてもらう。
コラボメニューは全部で3品。しかし桜薫る 〇〇のクリームソーダについては、私が炭酸を飲めないのでパス。
桜舞う 〇〇のソフトクリーム
桜ってどんな味だ?と思っていたが、桜餅を想起させ、桜そのものと思えるような味わい。
思った以上に桜だ〜!
しかも、ほんのりした甘さで食べやすい。
表面にかかっている緑色が、抹茶のフィアンティーヌ。クレープ生地の粉末バージョンみたいなものだ。
このザクザクがソフトクリームに合う!抹茶のフィアンティーヌは見た目的に植物の葉を演出できるため、シロノワールでよく用いられる。そこに抹茶を感じた試しはないが、フィアンティーヌは食感のアクセントや口の中の冷たさを緩和する役割と認識しているので、さして問題ではない。
抹茶を練り込まないプレーン状態でいいので、普段のソフトクリームにも振りかけてほしいくらいだ。
桜咲く 〇〇のシロノワール
運ばれてきた瞬間から桜の香りが漂う。
いい香りだなぁと思いつつ目をやると、ウサギの刺さり方がえげつない。断じて私がやったんじゃないぞ。店員さんも「ミニシロノワールの桜ですね〜」とその存在をぼかしていたので、店サイドもこのウサギに対して思うところがあるのだろう。
シロノワールのソフトクリーム部分にも、桜舞うソフトクリームと同じソースが使われている。
シロノワールのデニッシュパン部分には、加えてマットなピンク色のソースがかかっている。こちらはさらに桜っぽい味わい。桜の植物としての青臭ささえ感じる。
私はソフトクリームのソース程度で十分かな。
シロノワールのデニッシュパンには、ソースやクリームが挟まっていた方が嬉しい。が、今回に関しては挟んでいなくて正解だろう。
これ以上に味わう要素が増えると、全体的な味がゴチャつきそうだ。
甘さ控えめというほど控えめではない……が、ずっと食べても甘ったるさにやられるほどでもない。
クドすぎない、食べ進めるのに程よい甘ったるさといった具合だった。
おまけ
前回のすみっコも今回のコイツも、美味しそうな表情ができないキャラをコラボ相手に選ぶのはどうかと思うんですけど……。
でも、新作メニューにありつけるなら何がきっかけでもOKです。