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【コメダ珈琲店】タルタル嫌いでもイケる!?チキン南蛮カツパン【※個人的所感】
コメダ珈琲店から、カツパンの限定メニューが発売された。チキン南蛮って宮崎発祥なんだね。
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チキン南蛮カツパン 980円~1,040円(税込)
ビッグサイズのチキンカツに、瀬戸内レモンを感じる爽やかな甘酢だれと、たまごのコクと玉ねぎの風味が重なったまろやかなタルタルソースが絡み合い、深みのある豊かな味わいを楽しめます。
手掴み前提のカツパンは、綺麗に食べられるかどうかが特に気になるところ。バーガーと違い、袋のような安全装置は存在しないのでね。タルタルソースと甘酢だれ、垂れにくい形状だといいんだけど、果たして……。
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やって参りました、直方体のカロリー爆弾。
公式曰く、実に1101kcal。これでも豚肉を使ったカツパンよりは約100kcal少ない。やったぁ、ヘルシーだね!
私は生玉ねぎが苦手。でも、コメダが想定した味で食べたい。仕方ない、今回ばかりは生玉ねぎに挑むぜ!
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しかし、思っていたより生玉ねぎがデカい。結構な長さの生玉ねぎが、びろーんと垂れ下がっている。店員さんが手で刻んでくれてるのかな?
生玉ねぎにビビりながらも、かぶりついていく。
アツアツ!そしてサクサク!
衣はノーマルなカツパンよりも硬め。ちょっとガリガリしているけど、それが新鮮で心地良い。カツパンならではのアツアツ・サクサク具合は健在であった。
心配だった生玉ねぎは、辛味がほとんど無かった。全く無いわけではないんだけど、ギリ耐えられる。カツの熱で消滅したのか、辛味の少ない玉ねぎを使用しているのか。生玉ねぎが嫌いな同志も、多少は我慢できるレベルであれば、美味しく食べられる範疇だと思う。
おかげで、人生で初めてタルタルソースを味わうことができた。確かにコメダの言う通り、ソースの中にタマゴのコクが感じられる。タルタルソースって、こんなに奥深い美味しさなのか……!
さらに、甘酢だれも私好みの優しい甘さ。私はお子様舌なので、甘い味付けが大好きなのだ。裏を返せば、甘酢だれの瀬戸内レモンはあんまり感じられなかったかな。途中から何かで味変したくなるような、若干の物足りなさがあったことは否めない。
ここまで味わっていて、違和感を覚え始める。
あれ?チキンは?さっきから肉を食ってる感じがしないんだが?
今度は鶏肉に集中してかじりつく。
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鶏肉、柔らか〜っ!?
柔らか過ぎて、肉を噛んでいる感触がないのだ。ふかふかとか、ふわふわとか、そういう次元ですらない。歯が当たった箇所から勝手に削がれていくような「無」の食感。
コメダユーザーに分かるように言うならば、あみ焼きチキンホットサンドのチキンだ。あれと同じ柔らかさ。
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コメダは「鶏肉を信じられないくらい柔らかくする」という謎の技術を有している。まさか、この商品でコメダのチキン柔らかスキルを堪能できるとは。RPGの旅路で何気なく会得した技が、思いもよらぬタイミングで役立った時のような感動を覚えた。
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さて、ここからは最初に懸念を抱いていた、食べやすさの話。この点に関しては、タルタルソースに難あり。カットされた状態では綺麗な断面を保っていたが、掴んで持ち上げるとタルタルソースが溢れ落ちる。油がボタボタ、玉ねぎがボトボト。綺麗に食べたいという憧れは捨てましょう。
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カツパンって、いつもラストひと切れが苦しい。
でもこの苦しさが愛おしい。
私は揚げ物の端っこのガリガリしたところが好きなので、お腹がパンパンになりながらも最後まで美味しく頂きました。
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手が汚れることと、味わいに一抹の物足りなさを感じることはマイナスだった。しかし、生玉ねぎ嫌い民にも優しいタルタルソース、甘い味付け、サクサクかつガリガリの衣と、私好みの要素がたくさん詰まったメニューでした。
そして、チキン南蛮カツパンのもうひとつ優秀なところ。それは「やっぱり普通のカツパンが一番だなぁ」と思わせてくるところ。もちろん、普段とは違うカツパンを味わえる満足感は大いにある。それを与えつつも、恒常メニューへの恋しさも募らせて、次回の来店に繋げている。
だって、既にノーマルカツパンが食べたいもん。この商売上手め。
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販売予定は2月下旬頃までとのこと。体感的には完売するほどの圧倒的強者ではないのだが、最近は完売の頻度が増えており、断言できないところ。少しでも気になった方はお早めに!
コメダ、いつも私を満たしてくれてありがとう。
こんなにお腹いっぱいになれて、私は幸せだよ……。
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あ、デザートは別腹です。