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もしもあの時電車に乗ってたら…🚈映画『スライディングドア』

こんばんは。きなこもちです。

もしもあの時ああしてたら、とたらればを言っても仕方ないのが普通ですが、そのもしもを描けるのが映画やマンガ、アニメ、小説などの作品だと思います。最近だと『TENET』とかが「あの時のアレがここでこうなるのかー」と思わせる作品ですね。

今回はそんな『TENET』から20年以上昔の映画『スライディングドア』をご紹介します。

あらすじ

ヘレンは彼氏と同棲中。ある日、職場に遅刻してしまい、その場でクビになる。ひどく落ち込みながら家に帰るため駅に向かうとホームに電車がすでに着いていた。そのとき、電車に乗れた場合と乗れなかった場合のどちらのストーリーも進行する。

ヘレンにとって幸せなのは電車に乗れたとき?乗れなかったとき?

二つの時系列が同時進行する、ちょっと不思議な映画

クリストファー・ノーラン監督作品など、ひねった映画もいいですが人によっては難しく感じるのではないでしょうか?この映画もちょっとひねっていますが、軽めでわかりやすいですし、恋愛映画が好きな方にはオススメです。私自身は純粋な恋愛映画はあまり好きじゃないのですが、この映画はちょっとSFっぽいところもあって好きです。

主役のヘレンを演じるのはグウィネス・パルトロウで、相手役はジョン・ハンナです。グウィネス・パルトロウは『アイアンマン』のヒロイン、ペッパー・ポッツで、ジョン・ハンナは『ハムナプトラ』シリーズのヒロイン、イブリンの兄のジョナサンもそれぞれ演じています。グウィネス・パルトロウは2019年の『アヴェンジャーズ―エンドゲーム』にも出てるので知ってる方も多いかもしれませんが、ジョン・ハンナの出た『ハムナプトラ』は3が2008年上映なので、ジョン・ハンナは知らない人もそこそこいるかもしれませんね。

さて、ニつの物語が同時進行と言いましたが、これ、ただ映像を流すだけだと結構混乱する気がするんですよね。でも不思議とどの時系列の話なのかわかるのです。理由はグウィネス・パルトロウの髪型と化粧が二つの時系列で違うものになるからです。一つ超序盤のちょいネタバレなのですが、電車に乗れてしまったケースでは家に帰ると同棲してる彼氏が浮気相手とイチャイチャしてるところに遭遇します。それでブチ切れて髪型も化粧も変えて心機一転!というストーリーなのです。逆に電車に乗れなかったら彼氏が浮気してることを知らないまま、何となく怪しいと思いつつ付き合い続けます。それはそれでもしかすると幸せかもしれないわけです。そんな全く違うシチュエーションがコロコロ切り替わるわけですが「ん?今どっちの話だっけ?」みたいなのが少なく、どちらの話にもそれなりに入り込めるのですごくよくできています。

配役が人によっては受け付けないかも

グウィネス・パルトロウがいかにも流されやすい女性で役にハマってるのに対して、『ハムナプトラ』でジョン・ハンナを知ったあとにこの映画を見るとちょっとロマンチックな男過ぎてギャップに驚くかもしれません。『ハムナプトラ』シリーズではかなりの三枚目ですからね。でもジョン・ハンナはそこそこシリアスな役も他にやっていて日本でも放映されたドラマだと『検死医マッカラム』や『スパルタカス』でいい役をしています。

私はジョン・ハンナで何も問題なくおもしろかったなーと思って見れましたが、人によっては『ダイアルM』で共演したヴィゴ・モーテンセンくらいのイケメン連れてこいや!と思うかもしれませんね😅

おわりに

恋愛映画好きじゃないと言いながら『恋は雨上がりのように』や『トーク・トゥ・ハー』を紹介してて、次にこれっておいおいという声が聞こえてきそうですが、まあ思いつくままに紹介したらこうなっちゃったって感じです。

次は恋愛映画じゃないやつを紹介します(決意)。

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