短いからこそいろいろ妄想がはかどる映画『ハート・ショット』
こんばんは。きなこもちです。
非常に短いですが、よかったので紹介します。私は全然ショートムービーに詳しくないので、こんな感じなのかーと興味深く見ました。
あらすじ
恋人同士のニッキーとサムは互いの将来のことも話し合っていたが、ニッキーにはサムに言えない過去があり、サムに将来を約束できないと言ってしまう。翌日、ニッキーの危険な過去が舞い戻り…。
描かれてないからこそ想像の余地がある
短い時間にグッと話を詰め込んでるので、長編映画のPVみたいな印象を受けました。実際、『ハート・ショット』は続編ができちゃいそうな終わり方をするので、余計そう感じました。ショートムービーもサクッとラストまで描ききるものもあるので、終わり切ることを期待してる人だとちょっと肩透かしかもしれません。
前半はニッキーがなんか過去に犯罪歴がありそうな感じで始まり、中盤でニッキーとサムのラブシーン、終盤でニッキーの本当の過去の話がちょこっと出てきて、ニッキーはサムを救えるのか!!!? To be continued? という流れです。短い時間に起承転結盛り込むので、大雑把に書いたこれでほぼすべてです。
『カリートの道』とか『レオン』とか『ハンターハンター』のゾルディック家とかイメージすると良さそうです。恋人や守るべき人のために必ず過去を精算して戻ると語る流れも、このへんの話を知ってると比較できておもしろいのではないでしょうか。それをLGBTQ交えて短く描くとこうなるのかーと私は思いました。突然のアクションシーンにはちょっと面食らいましたが、よく使われるシチュエーションも描き方次第で新しく感じるのだなと思いましたね。特にLGBTQについてなんの説明もなく、ニッキーとサムが当たり前のように恋人同士として描かれることがよかったです。
で、まぁ終わり方が続きがありそうな感じで終わることと、結局ニッキーの本当の過去については何も語られないことから、見てる側の想像がかきたてられる作りでした。サムも何も知らない風だったけど、実は…とか考える余地が結構ありましたね。これは見てる人によって好きなシチュエーションが違うと思いますので、より妄想がはかどると思います。レズx高校生x実は殺し屋…?みたいなのが好きな方はぜひ見てみてください。
おわりに
私は見てないのですが映画『ベイビーわるきゅーれ』も近いらしいです。短い映画は(私含め😅)忙しい人でも見れると思うので、興味があればサクッと見てみてください。