藝大の狭き門を🎨アニメ『ブルーピリオド』
こんばんは。きなこもちです。
小学校、中学校のころは友だちと絵を描いて遊んでましたが高校からめっきり描かなくなりました。そして大学受験を経てしばらくすると、中学時代の友だちが美大に行って、任天堂に就職したと聞いて純粋にすごいな!と思ったことを覚えています。
というわけで美大受験の同名マンガが原作の、今期放映中のアニメ『ブルーピリオド』を紹介します。
あらすじ
矢口八虎は特にやりたいこともなく、周囲に合わせて適当にやり過ごしていた。高校2年のある日、美術室で天使が描かれた大きな油絵を見かけた。その絵を吸い込まれるような思いで見つめていると、美術教師の佐伯に見つかって、「矢口さんの絵が見たい」と言われ、出されていた課題の絵を自分なりに描きあげた。そこから絵を描くことを志し、東京藝術大学を目指すことになる。
美術がテーマなんだけどスポーツみたいな青春マンガ
今回は原作マンガを読んでおらず、ただ何となく『左利きのエレン』みたいな話かなーと想像だけしており、スルーしてました。でもたまたま何かでYOASOBIの『群青』がマンガ『ブルーピリオド』を元に作った曲だと知って、あれ?これは思ってたんと違うかもなと思い直し、ちょうどアニメもやってるし見てみることにしたって感じです。
で、現時点での感想ですがスポ根!ですね。すでに誰か見てもすごく絵が描ける人もいれば、主人公から見て描ける人もいるんですが、少ない席を取り合うのでみんなライバルでバチバチしてます。そこに浪人生も加わって主人公の心がめちゃめちゃ揺さぶられる。まぁ、何事も突き詰めていった先には技術だけでは越えられない壁があると思ってるので、気持ちとかぶつかり合いとかを通して成長する面があると思います。今取り上げてる美大受験とかは特に競り合うので、余計ヒリヒリしますよね。
野球やバスケ、サッカーのようなチーム戦ではないので、協力して何かするという感じじゃないですが、美術予備校で出会った友人たちと芸祭に行ったり、美術を通した青春モノとなっています。
美大に行った友だちや専門学校に行った友だちを思い出す
私は結局趣味で絵を描くことはあっても、仕事にしたいとか極めたいとか思わなくて、そっち方面の受験は考えもしませんでした。立命館大学の映像学科は目指したこともあるんですが、私立だからどっちにしろ行けないなと思ってたんですよね。実際行きませんでした(受かったかは忘れた)。
でも中学時代の友だちは美大、専門学校に行った人がいて、そうかこれが本気かーと素朴に思いました。専門学校に行った友だちはお兄さんも専門学校に行ってデザイン系の仕事に就いてたのですが、友だちは結局デザイン系には進めなかったんですよね。だから主人公の八虎が「美大に行けたとして就職どうするのか」と悩んでいるシーンは実例を知っているので、個人的に結構つらいシーンです。一方で美大に行ったあと任天堂に就職した友人もいるので、就職がみんなできないわけではないです。あ、誤解なきように追記すると、専門学校に行った友だちも就職はしてます。ただ、美術系に進めなかった(進まなかった?)ので、美大、専門学校に行けば進めるというわけではないのは事実です。
あと友だちのお兄さんから直接聞いたのですが「別格のやつがやっぱおる」って話でした。専門学校時代から違って、学生の時分から声がかかってたそうです。今後の八虎はどうなるんでしょうね。
私は普通の大学を一浪して入ったので、浪人生がわらわら出てくるシーンを見ても「まぁストーリー上、悪者扱いに近いわな😅」と苦笑しましたが、美大受験でも同じなんだなと思わされるところもあります。
おわりに
身につまされるようなシーンがちょいちょい出てくる本作。見続けるのが若干怖いですが、今のところ最後まで見るつもりです。