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「働くって何のため?」— ITコンサルの私が母から学んだ仕事の意味
仕事って何のためにするんだろう?
仕事って、何のためにやるんだろう?
お金のため?
社会のため?
それとも、自分のため?
ふとした瞬間に考えちゃうんですよね。
特に、無駄な仕様変更とか、やりがいを感じないタスクをやってるときに。
私はITコンサルとして働いてるけど、効率化とか合理性ばっかり考えてた。でも最近、「本当にそれだけでいいのか?」って思い始めたんです。
で、そのきっかけになったのが 母の仕事 でした。
QCDだけが仕事の価値なのか?
ITの世界では QCD(品質・コスト・納期) が仕事のすべてみたいに語られる。
ちゃんと納期を守って、ミスなく仕上げて、コストも抑えて。
それが「いい仕事」だと思ってた。
でも、それだけで満足できるのか?
たしかに、クライアントに感謝されたり、システムがちゃんと動いたりすると「お、やったな」って思う。
でも、仕様変更とか無駄な手戻りがあると、ただの作業になっちゃう。
「この仕事、意味あるのかな?」
って、思うこともある。
そんなとき、ふと 母の仕事 を思い出したんですよ。
母の仕事って「意味ある」の?
うちの母は A型作業所 で働いてる。
仕事内容は、ボールペンを組み立てたり、100円ショップの折り紙を袋詰めしたり。
最初聞いたとき、正直こう思った。
「いや、それ機械でやったほうがよくない?」
「母はこの仕事、楽しいの?」
でも、母はめっちゃ楽しそうに言うんです。
「折り紙を幼稚園の子とかが使うんだって思うと、仕事が楽しくて、面白くて仕方ないのよ!」
……なるほど。
私にとっては「ただの袋詰め」だけど、母にとっては「子どもたちが使う折り紙を準備してる」っていう意識がある。
だから、仕事に意味を感じられる。
私の仕事と母の仕事、全然違うようでいて、もしかしたら「意味を感じるポイント」はそんなに変わらないのかも?って思った。
仕事の意味を感じる瞬間って?
じゃあ、仕事に意味を感じるときってどんなときなんだろう?
考えてみると、3つのポイントがある気がする。
1. 成果が目に見えるとき
システム導入して、クライアントが「すごく便利になった!」って言ってくれると、やっぱり嬉しい。
母も、完成した折り紙の袋を見て「キレイにできた!」って満足する。
2. 誰かの役に立ってると実感するとき
母は「この折り紙を使う子どもたちがいる」って思うことで、仕事に意味を感じてる。
ITコンサルの仕事も、「エンドユーザーが便利に使ってくれる」って思えれば、ちょっとやる気出る。
3. プロセスそのものを楽しめるとき
母は折り紙を袋に詰めながら「どんな子が使うんだろう?」って想像してる。
私も、仕事の中で「新しい技術を学ぶ」とか「チームでアイデアを出し合う」とか、楽しめる部分を見つけられたら、もうちょっと仕事が面白くなるかも。
じゃあ、どうやって仕事の意味を見つける?
最近、「仕事に意味が感じられない」って思うこと、ありませんか?
もしそうなら、次のことを試してみるのもアリかも。
「誰のための仕事か?」を考える
たとえば、作ってるシステムが「誰の役に立つのか?」を意識するだけで、ちょっと視点が変わる。
「何のためにやってるのか?」を問い直す
仕様変更が来たとき、「めんどくせぇ」じゃなくて、「これで何が良くなるんだっけ?」って考えてみる。
「楽しい瞬間」を探してみる
自分が仕事で「おっ、これ楽しいかも」と思った瞬間をメモしてみる。
意外と小さいことが積み重なってるかもしれない。
結局、「仕事の意味」ってなんなの?
私にとって、仕事は 「お金をもらう手段」「価値を生む手段」「意味を感じるもの」 の3つのバランスで成り立ってる。
お金のために仕事をするのは当然
でも、それだけじゃつまらない
だから、価値や意味を見つけるのが大事
このバランスをどう取るかが、これからのキャリアを考える上での大きなテーマなのかもしれない。
あなたにとって、仕事の意味とは?
ここまで読んで、「いや、仕事って結局お金でしょ?」って思う人もいるかもしれない。
それも正解。でも、もし今の仕事が 「ただのタスク」 になってしまってるなら、ちょっと考えてみてもいいかも。
あなたが仕事で「意味がある」と感じた瞬間は?
仕事が単なる作業になったとき、どうしたら意味を見出せる?
もしかすると、「意味がない仕事」なんてものはなくて、意味を見つけられるかどうか だけなのかもしれない。
ちょっと視点を変えるだけで、仕事の見え方がガラッと変わることもある。
たまにはそんなことを考えてみるのも悪くない、と思いました。