勝手に挿し絵 [薬指の標本]
小川洋子 著
美しい。
最初から最後まで、その一言に尽きる。
グロテスクかつエロい場面も、
すべてにおいて背筋の伸びる美しさ。
この小説は、よく「静謐」といわれる。
それまで静謐というのがどんな空気なのか
知らなかったが、
小川洋子さんのおかげで学ぶことができた。
こんなにも、靴音の響くような静けさを保ったまま
ストーリーが進む小説を他に知らない。
イラストは、Instagram、みんなのフォトギャラリーにも随時アップしています。
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