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明日を歩くならば(詩)

明日 ぼくは道を歩くだろう
人びとは
軽蔑の目でぼくを見るだろう
そんなことは 関係ない
だれが
ぼくを傷つけることができるだろう

価値を決め
切り捨てることを
自由とした
いまだ父権社会を生きる
人類

明日 ぼくは道を歩くだろう
人びとは
愚かしさに笑うだろう
そんなことは 関係ない
だれが
ぼくを傷つけることができるだろう

何もかもが
泡沫の淡いに
水の中のように音がなく
なんて
戯画した世界

明日 ぼくは道を歩くだろう
人びとは
一等星ばかりにしかやさしくできず
そんなことは なれっこだ
誰が
ぼくを傷つけることができるだろう

いのちは傷つき 
心は恐れている
再生するたびに壊される世界よ
おまえは
強く強くその羽をうて

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