エレガントな日常/昨日の自慢、過去の違和感を自分へ許す
昨日の記事に自慢するのを忘れていました。
私は昨日素晴らしいジャズミュージシャンにタダでレッスンをしてもらったのでした。
買い物の通り道、ピアノの音色が聞こえてきます。
そこは以前に偶然通りかかったときにジャズの生演奏をしていてその素晴らしさに癒されたという暖かい思い出がある所でした。
地域の赤ちゃんや子供たちに生演奏を、という趣旨にて無料で開催される場所。
完全ボランティアにて運営されているような感じです。
ピアノは最高級のものが置いてあるし出演するミュージシャンも一流という贅沢な空間。
そこから再び美しいピアノの音色がしてきたので外から覗き込んでそーっと入っていきました。
(あ、以前観たピアニストさんだ)
今回は演奏会ではなく偶然通りかかったからピアノを弾いていたというものでした。
お客さんが私1人になりました。
「何かリクエストはありますか?」
と聞かれたのですかさず、
「My Romanceをお願いします!」
3秒もたたないうちに演奏が始まりました。
はぁ〜。美しい音色。
まったく聴き覚えのないコード進行とハーモニーに惹きつけられて
「すみません、間近で鍵盤を見させてください」
とピアニストの真横に立ち、指と鍵盤をガン見しました。
といっても高度過ぎてサッパリ把握できないので途中からあきらめて椅子に座って音色に浸りウットリ。
演奏が終わったあとに図々しく質問しました。
「あのエンディングはどんなコード進行だったのですか」
「さっきの別な曲の時も複雑なコードでしたがどんなコードを使ったのですか」
すると色んなことを親切に教えてくださいました。
途中から転調したこともまったく聴き手には分からなかったほどにスムーズにその場で編曲をされていたことも分かりました。
私が今まで聴いたことのない複雑で美しいハーモニーを奏でるミュージシャン。
本当に素晴らしかったです。
で!
お話をしていくうちに、そのかたは『星野源』さんの『恋』のCDにてピアノを弾いていたり、NHK朝ドラの中の音楽でもピアノを演奏していたそうです。ぎゃーっ。
あぁ、、、くやしい。
私はテレビも見ないし星野源さんが有名ということまでは知っているけれど曲も聴いたことがありません。
私のミーハー魂の優越感100%までにはいたらなかったことが悔しすぎる、、、
(あぁ、あの歌ね!あのドラマのあの曲?!と心の奥底まで優越感に浸りたかったのよね。わはは、、、)
もし事前にそんなお仕事をしているピアニストさんということを知っていたらビビって質問もできなかったと思います。
でも。
そんなすごい方に20分近くもタダでレッスンをしていただけたのよワタシ〜!
、、、という自慢話でした〜。
デヘヘ〜。
(あー。わざわざ振り返ってまでここへ書いて私の優越感は満たされたわ。わはは)
そんな美しい音色を階段に座って聴いていました。(気楽にどこにでも座れる素敵な空間)
ウットリとしているときに私の足元から赤い糸がびよ〜んと伸びているのが見えました。
ハッ!この色は見覚えがある。。。
と慌てて糸を引っ張りました。
それはピアニストさんと繋がっていた運命の赤い糸、、、
ではなく私のスカートの裾からヒョロヒョロと伸びて解けてきたものでした。
引っ張ったせいでベロベロと裾は不恰好になってしまいましたとさ。
ハイ。
ここからやっと本日の日記です。
夕方にジョギングをしてきました。
体が重くて1キロも走れずに途中棄権です。
明らかにパスタの重みでした。
野菜てんこ盛りパスタは結構な量。
胃袋に荷物入っているような状態がどれだけ大変なのかがようやく今さら分かるようになりました。
走りをギブアップしたあとウォーキングで運動を補おうかなとテクテク歩いたものの、ぜんぜん楽しくありません。
ほどほどの空腹状態にて運動した方が良いことをヒシヒシと実感します。
だんだんと歩きながらテンション低くなってきました。
こんな時は
「楽しくないことはやらない」
(=ストレスになるから)
と心に決めて帰ることにしました。
いつもなら楽しくなくても体力があるなら頑張って歩いていたと思います。
でも最近考えかたを
「楽しいかどうか」
にフォーカスをして判断基準を強化することにしました。
「楽しいことをする」
というよりも
「楽しくないならやらない」
という意識です。
結局のところ意味は同じなのですが、自分の心に少しでも負担をかけないことで豊かさを積み重ねていくイメージです。
攻めるのも大切だけれど守るのも大切ってとこですね。
今朝は母と長電話で話しました。
入居先の看護師さんやケアマネジャーさんが変わりとても話しやすくて会うたびにハグしてしまうと聞いて嬉しくなりました。
私もそうですが母もまた周囲の人間関係に恵まれる環境へと変化しています。
きっとお互いに自分らしくなってきたからなのかなぁと思いました。
私はそれまでの人間関係を思い出して、過去に縁があった人たちへモヤモヤとしていた感情を受け入れ、自分に許しました。
「私は○○さんに違和感を持つことを自分に許します」
今までそんなことを思っちゃいけないと振り払っていた感情。
縁が切れたからもういいやと思っていた気持ち。
何年も経てようやく私自身の心へ迎え入れることが出来ました。
そしてキッパリと過去の人間関係を心の中から手放しました。
私は今日もエレガント。