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強い相手に立ち向かうチームの姿、アウェーの雰囲気にも負けないブースターの熱を感じた2日間でした。
10月・11月と行っていたベルテックス静岡のホームゲームですが、12月は行けそうなめどが立たず。
そのかわり、16日・17日に行われるアウェーのアルティーリ千葉戦には行こうと決めていました。
アルティーリの会場には、昨シーズン(2022-23シーズン)も行ったことがあります。
対戦相手はわたしが応援している選手が当時所属していた福島ファイヤーボンズでしたが、この時はダブルオーバータイムの大激戦。
しびれる展開に柄にもなくワーキャー言ってしまい、近くの席に座られていたファイヤーボンズを応援されていた見ず知らずの方とも「すごいね、すごいね」と言い合っていました。
この時は惜しくもファイヤーボンズが敗戦。
3点差で迎えた中、わたしが応援している選手が最後に放ったスリーポイントシュートが外れて試合が終了しました。
ブザーが鳴った後、膝から崩れ落ちて、立ち上がった後もずっと顔を上げられなかった彼。
きっと見ていないと分かっていても、「どうか自分を責めないで」という気持ちを示したくて、彼の名前が刻まれたタオルを掲げずにはいられませんでした。
その日以来、およそ9か月ぶりに足を運んだ千葉ポートアリーナ。
他のバスケットボール会場とはまたひと味違う、嫉妬したくなる格好良さを放っていた会場の中で、試合を見届けました。
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2日間ともにベルテックスは敗戦。
16日の試合は前半こそ互角の戦いを見せてはいたものの、次第にディフェンスを攻略されるようになり、第4クオーターに入り一気に突き放された格好。
17日の試合は第1クオーターにいきなり37失点。第3クオーターの後半では一桁点差まで詰め寄る場面もあったものの、第4クオーターに再び離される展開に。
16日は82点、17日は78点と取った点数は悪くないものの、取られた点数は両日ともに98点。
ベルテックスとしては相手の厳しいディフェンスに勝負どころでのシュートを阻まれたことが悔やまれる一方、アルティーリが終始見せていたレベルの高いプレーに圧倒もされました。
わたしが応援しているB1のチームにもかつて在籍していた大塚裕土選手はいやらしいところでスリーポイントシュートを沈めてくるし、最終兵器として途中から加入したリュウ・チュアンシン選手を生かしたハイロープレーもお見事。
オフェンスリバウンドからの確実な得点、しっかりアシストを作っての得点など、チームとして鮮やかなプレーをさらっと決めてしまう、こちらも嫉妬したくなる格好良さがありました。
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両日5,000人を超えた観客の盛り上がりは一体感があった他、アルティーリが見せた見事なプレーの連続には「A-xx」(アックス。アルティーリを応援する人たちの公式ファンネーム)の皆さんの盛り上がりも最高潮。
わたしの隣に座っていた「A-xx」の方と少し会話をしたのですが、その方は月に1回ほど東海地方のある県から来られているとのこと。
わたしも月に1回は応援する選手を見たいがために遠いところへ出かけているので、勝手ながらシンパシーを感じました。
そのわたしが応援しているベルテックスの背番号16・橋本尚明選手。
11月こそ不振が続いたものの、12月に入ってからは次第に復調の様子を見せつつあります。
3日の熊本ヴォルターズ戦では、およそ10月28日以来となるスリーポイントシュートを成功し、10得点と久々の二桁に。
7分未満に限られたこともあったプレータイムも、次第に当初の水準である20分前後に戻ってきています。
9日のライジングゼファー福岡戦では、スリーポイントシュートを決めた後にしっかりと右手でガッツポーズを作る姿も。
噛み締めるように喜びを表現するその姿をしっかりと見られたのは久しぶりな気がして、その様子を中継で見ながら「これが見たかった!」と、わたしも思わず左手で拳を作っていました。
その橋本選手は、16日・17日ともにスリーポイントシュートを含む8得点。
特に16日は、右のコーナーから放ったシュートを2本連続で決めて、チームに流れを引き寄せるという場面もありました。
第3クオーター残り3分でスリーポイントシュート、その後残り2分33秒のところでツーポイントシュート。
どちらも岡田雄三選手の速いプッシュ・アタックがあってからのパスを受けて決まったもので、そのプレーには柄にもなく思わず両手をあげてしまいました。
ベルテックスの公式ホームページに掲載された16日のゲームリポートには、橋本選手のコメントが。
「11月みんなに支えてもらった分、もっともっとチームのためにしっかり戦わなきゃいけないと思っていますし、結果として恩返しできるように頑張りたいと思います。」
彼の言葉を読んで、改めて彼が11月に抱えた苦しさやつらさ、そして改めて今彼の中で燃えているであろう気持ちを想像しました。
これからの姿も、しっかりと見つめていきたいなと思います。
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アウェーの会場ではありましたが、ベルテックスのベンチ裏、そしてベンチ近くのコートエンド席には多くのベルテックスブースターの皆さんがいらっしゃいました。
以前ホームゲームの会場に行った際、その放つオーラのすごさにわたしが一方的に覚えた方々も多数。
応援のコールも響いていて、改めてベルテックスブースターの皆さんが持っている熱量に圧倒されたのでした。
そんな皆さまに比べたらまるで取り柄のないわたしみたいな者が、チームや選手を応援していいのだろうか、という気持ちは少なからずあります。
それでも、チームや選手の姿を通して、わたしもエネルギーをもらっていることはたしかですし、何より、試合を見る度にチームや選手がこれからどうなっていくのかがすごく楽しみになっている節もあります。
わがままなことは百も承知ですが、これからも応援させてください。ちゃんとルールは守るので。
そんな気持ちです。
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