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青森県や青森市の教育への取組み 深掘り学校教育(第1回)
現在、学校教育は多くの困難に直面しています。
私は充実した教育の実現は「幸せと喜びを持って子育てのできる青森市」に必要不可欠なことだと考え、重要な政策の一つとして取り組んでいます。
6月の青森市議会・一般質問で『教員の多忙化解消』について取り上げた際、学校教育の抱える課題は本当に複雑だと改めて認識しました。
また、子育てをする保護者の方をはじめ、市民に広くにも、こうした問題についてぜひ深く理解してほしいと感じました。
そこで、今回から何回かにわたって、6月議会で取り上げた『教員の多忙化解消』の質問の背景やその質問の過程で分かったことなどを、深掘りしてお伝えしたいと思います。
第1回はまず「学校の働き方改革に向けた青森県や青森市の現在の取り組み」についてお話しします。
・青森県や青森市の教育への取り組み
宮下知事青森県知事も、教育に対しては非常に思い入れを持っていると感じます。
「青森県教育改革有識者会議」を知事肝入りで昨年から開催し、あるべき教育の方向性について様々な議論や提言がなされました。
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学校教育が直面する困難の中でも「教員の多忙化」は非常に大きな課題であると、広く認識されています。
重要な視点として、「先生が多忙であるとどうなるか」を紹介します。「勤務校において多忙と学級崩壊は関係している」と回答した先生は94%にのぼりました(先生の幸せ研究所よるアンケート調査2017 小中学校向け調査)。また、「多忙により子どもを褒める回数が減少する」などの傾向も見られました。つまり、先生のゆとりは子どもの輝きに直結するということがいえるのです。
こどもたちの幸せを考えるラウンドテーブル【第2回】青森県教育改革有識者会議実施内容まとめより
今年度、県は学校の多忙化解消のため、市町村に対して「学校における働き方改革環境整備事業交付金」を交付しました。これまで「教育は大切」という政治家はたくさんいましたが、なかなか実際の予算措置が伴わない中で、教育の充実に、しっかりお金をかけようという知事の意思を感じます。
青森市でも、この交付金を上限額まで全て活用して、市立小中学校の教員の多忙化解消を図っています。
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しかし、こうした取り組みは始まったばかりで、まだまだ学校現場の多忙化は解消されたとは到底いえない状況です。また、「学校の先生がどれぐらい忙しいのか」「なぜ学校の先生は忙しいのか」については、意外ときちんと認識されていないのではないかと思います。そこで、
次回は「学校現場の現状」についてお話しします。