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熟成ぬか床がゆるくなってきたら足しぬかが必要になります。その足しぬかについてです。

どうしてもぬか床に野菜を漬けているといずれ野菜からの水が出てきてぬか床自体が水っぽくゆるくなります。少しであればキッチンペーパー等で水分を吸いとっていけば可能ですが、当然、それだけでは間に合わなくなります。

まず、ぬか床が水っぽくゆるくなるという現象は、

・塩分濃度が薄まっている→雑菌がわきやすい状態
・ぬかの風味が薄くなる→ぬか漬けの味が薄くなる(おいしくない)

となります。


そこで必要になるのが、「足しぬか」です。ここで注意が必要です。「足しぬか」というので、米ぬかだけを足せばよいと思われていませんか?←これ間違いです。


最初に書いたように、ぬか床が水っぽくなるということは塩分も薄くなっているのでぬかとともに塩も足す必要があるのです。←ここ大事です!

ぬかだけ足していくと水分量はちょうどよいのですが、塩分が薄いため、漬かりが悪く(味もうすい)、雑菌が増殖してしまい、匂いが悪くなって駄目にしてしまいます。

なので、ぬか床を続けていくためには、この足しぬかが必要になります。

ぬか床を続ける=足しぬかが必要


私のところでは言葉の誤解のないよう、ぬか床にプラスするものとして、「ぬか床プラス」という商品名で販売しています。

石川県産特別栽培米コシヒカリの米ぬかに、赤穂の塩、昆布、唐辛子などが適量配合されています。

購入後は必ず冷蔵庫に保管しておいてください。もし、冷凍庫に余裕があれば冷凍庫のほうが良いです。
※冷凍庫に入れても水分がないため、カチカチにならず出してすぐに使えます。


このぬか床プラスを足していても水分の多い野菜を漬けていると塩分だけが足りなくなりますので、その際は塩だけを足すことも場合によっては必要になります。


ぬか床プラス(足しぬか)の入れ方・混ぜ方・水分量の目安として見てください。

それでは、また明日!



ぬか床プラス


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