漬物伝道師の今!
先週から一部で大根の櫓干し作業が始まっています。天日干し大根の契約生産者の方々はいよいよ「大根の子守り」がはじまり、忙しいシーズンに入ります。
さて私はというと、いま、生大根の受け入れ作業を行っております。
生大根を受け入れ(仕入れ)てそのまま塩漬け2回した後に、ぬかで本漬けしてできあがるたくあんです。
冒頭の写真がそのたくあんです。
業界で塩をふりかけ、重しをかけて脱水させるので
塩押したくあん、
とか、
おっぺしたくあん
と呼ばれています。
また、東京近辺でよく作られていたため、
東京たくあん
と呼ぶところもあります。
生大根は早いところで10月下旬から収穫されますが、
うちの場合は、だいたい例年11月上旬からその仕入れが始まります。
今年は台風が9月7日未明に接近したため、その後の播種(種まき)となり、少し遅れ気味です。
では、その生大根の収穫、受け入れの様子です。
広大な大根畑です。
だいこんの掘りとり機をつかってどんどん抜いていきます。
その場で葉っぱを切り落としていきます。
畑を見ると大根の葉っぱだけ残っている畑は生大根栽培していたところだとわかります。
大根の大きさによって黄色の袋と青色の袋にそれぞれ10本ずつ入れられます。
大根の入った袋の道ができます。
10本入りの袋を次は大きなネットに載せます。
シートの下に大きなネットに載せられた大根の山があります。
そのネットをユニック車をつかってトラックに乗せて工場へ運び込みます!
以前は生産者の方に持ち込んでもらっていたのですが、なかなか人の手配がつかないということで直接畑まで取りに行くこともあります。
でも、直接畑をみることができるので、進捗状況や大根の様子なども見ることができるので大切なことだと思います。
そして、そこで作業をされている方々にもご挨拶できるのでとてもうれしく思います。
生大根も天日干し大根同様、生産者の方々が手間ひまかけて作業をおこなっていただけることで大事な漬物の材料を仕入れることが出来ています。
塩押したくあんは干してありませんので、みずみずしいのが特徴です。
今しか味わえない新漬けをお試しください!
※ほんのり黄色いのは熟成して出る色合いで無着色です。
ユニック車の車窓から
では、また!