ぬか床を今から始めるあなたに(2)
今日のタイトルは2回目です。
前回はおよそ3リッターの容器に熟成ぬか床1kgで少しずつ野菜を漬けてぬか床の性格(特徴)を知って、その取り扱いに慣れてほしいと書きました。
ぬか漬けをより美味しいものにしたいという気持ちは皆さん、一緒だと思います。
よくある質問で、
「ぬか床を美味しくするために何を入れたらいいですか?」
があります。
よく言われるものが、柑橘類の皮、ビールのような酵母系、煮干しや鰹節などの魚介系、ニンニクや山椒の実・生姜などのスパイス系などがありますが、私の思いを正直に言います。
ぬか床は熟成して美味しくなるものなので、あまりいろいろ入れすぎるとそれぞれの味が入り混じってしまうため、逆にぬか床本来の味や香りがぼやけてしまい、そこからどうしたら良いかと深みにはまってしまいます。
なので、基本的には何も入れず、そのまま使う、もしくは上記のうち1~2品程度のみ追加するというのが良いかと私は思っています。
熟成という言葉は、食品を時間をかけて寝かせておいしくすることです。 つまり長く使い続けることで旨味がどんどん増していくわけです。
なので、短期間で美味しくしようとするより、ぬか床と仲良く付き合いながら、結果的に旨味が増して美味しいぬか漬けができることを楽しむスタイルを私はお薦めしています。
「ローマは一日にしてならず」です。
じっくりゆっくり、ぬか床のあるていねいな生活を楽しみましょう!
では、また明日。
Makuakeプロジェクトに挑戦中。たくさんのサポーターの方に応援いただいています。
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