仮想食堂『きむらのごはん』4月30日に開店します!

50歳になって長年勤めた会社を辞めるとほぼ同時に、祖母が亡くなって、清澄白河にある祖母の家を受け継いだ。

奥に長い敷地に、新たに家を建て直そうかリノベーションしようかと考えている時、ふと若い頃の夢がよぎる。

小さな小料理屋をやりたかったんだ、私。

実際、料理教室に通ったわけでもないし、小さな頃から母の隣で料理をしていただけのこと。

いわゆる普通の家庭料理しか作らない。

でも、料理の「カン」みたいなものはかなり鋭く、食に対するアンテナがかなり高いのは唯一の自慢だ。

友人や家族にたまに腕を振るうと「美味しい!」と言われ、有頂天になっているだけかもしれないが・・・。

母がよく口にしていた「美味しいって言ってもらうのが何より嬉しい」という言葉が私にも根付いている。

「美味しかった!ごちそうさま!」と言ってもらいたい。

「あぁ、幸せ~。」と思ってもらいたい。

人間が手っ取り早く「幸せ」を感じるのは、美味しいものを食べた時だ。

普通のごはんを食べて、胃袋を満たし、少しだけ心がほんわり温かくなってくれたら料理人(?)冥利につきる。

紺皿横

会社を辞めたのには理由がある。

生涯をかけて学び、誰かの役に立てるかもしれないという思いで始めた学びを極め、新たな道を進むためだ。

「食」は、その学びが通ずる部分もあるし、小さいころからやりたいと思っていた「夢」と新たな「学び」を共に追いかけてみるのもいいんじゃないかと、安易に、本当に安易に思ってしまった。

守るべき夫も子供もいないから、ある意味自由だ。

私1人が食べるに困らなければ、それでいい。

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1階を小さなお店、2階を住居にする構想で地元の工務店さんに相談して、残りの人生30年を好きなことをしてワクワク過ごせるような気がしてきた。

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たった7席の小さなお店。

メニューは少ない小さなお店。

私の第二の人生をここからはじめよう!


仮想食堂『きむらのごはん』は、4月30日に開店します。

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