谷底

2020年8月1日

気圧の谷に落ちてしまった。
今までのんびりと高いところに居たのに、ぽつんと、ここまで落ちてきてしまった。
頭痛に吐き気、気怠さまである。
落ちてしまえば、もう気分の良い時の気持ちはわからない。
苦しい谷底。
這い上がろうにも、地べたが上がってくることを願うしか無い。
つるつると滑る壁は、何者も寄せ付けない。何者も。
この谷底に、君を連れて来てたら、どうだろうか。楽しいだろうか、悲しいだろうか。
ぐるぐるそう考えていても、地べたは上がってこない。
あぁ、けれど谷の上から君が覗き込んでくれないから、それが答えなのだろう。
それが答えなんだ。

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