吐露

2020年7月4日

とろとろに吐露。
吐き出す悪口は形を失ってとろとろ。
身悶え、苦しみ、私の周りをくるくる回る。
あてのない旅に出るかのように、また、それを躊躇うかのように、私の周りをくるくる。
回れば回るほど、もっと苦しんで、嫉妬の炎に焼かれてしまう。
けれどそれも辞さない、この炎は、この形のないとろとろは、私にとって大切なもの。
内に秘めていた?いいや、ずーっと昔からみんなも知っている。
手を伸ばして会うことができたのだ、旧友に会えたのだ。
押し込め、檻に閉じ込めておくなど問答無用。
古い建物のかび臭い匂いに身体を支配されて、呻く、喚く、ざわめく。
けれど、嫌わないで、彼らはそうしたくてそうしてる訳ではないから。

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