副業ビジネスで成功したいならマルチタスク至上主義は手放せ!
昨今の風潮というか、「みんな、分かってるよね??」的な協調圧力というか、世間に吹く風というのか、マルチタスクがあたかも正義みたいな風潮が蔓延してますよね。
タイパ(タイムパフォーマンス)なんて言葉もあるし、今のご時世、みんな「効率化」を勝ち取ることにご執心な様子。
マルチタスク、、なにか良さげな響きがありますけど、そもそもそんなこと出来ます??という話。
特に、副業ビジネスやダブルワークをやろうと考えている人にとって、ドツボにはまるポイントこそが「マルチタスクが正義」という思考の落とし穴なのです。
マルチタスクはハイスペックPCのように無限のリソースが無いと無理
そもそもマルチタスクって何なのでしょう??
元々はPC用語のようですが、「複数のタスクを同時進行でこなす」って意味ですね。
たしかに、同時進行で進めたら効率的だとは思います。
それが出来れば、ね。
PCだって、よほどのスペックのあるPCなら、メモリを食いつぶすってこともなく、スラスラとマルチタスクを実行できるんでしょう。
ハイスペックPCのようにリソースが潤沢であれば、それは可能でしょう。
一方でそれが人間、特にあなた自身に置き換えた場合にそれが可能なのか、というところ。
副業ビジネスをやっている時点でマルチタスクは達成している
マルチタスクが出来なければ失敗している、という早計な思い違いをしている人が世の中には多数います。
特に副業ビジネス、ダブルワークをやっている人は、マルチタスクが出来なければ副業はこなせない、との幻想を抱いている人が多いようです。
考えてもみてほしいのですが、副業ビジネスをやっている時点ですでにマルチタスクをやっているのです。
実はその時点で「マルチタスクをやらなきゃ」というミッションは達成しています。
マルチタスク至上主義が勘違いするポイント
では、副業ビジネスをミクロの視点でとらえた時に、副業ビジネスの作業、SNSをやるとか、ブログを書くとか、サービスの構想を練るとか、そういった個々のタスクについては集中してやりきった後で次のタスクに移行するというシングルタスクのスタンスを取ったほうが実は効率が良いのです。
同時進行なんて聖徳太子(10人の話を同時に聴き取ったという逸話アリ)のような絵空事を自らやろうというのは正気の沙汰ではありません。
実際にコーチングをやっていて複数のクライアントさんが陥っている闇こそが「マルチタスク至上主義」なのです。
そして、そういったクライアントさんに伝えているのが、
「シングルタスクこそが最も効率が良い、一つやり終えてから次に移行するシングルタスクの積み重ねを頑張りましょう」
ということ。
瞑想者は究極的に時間に無駄にしているか??
考えてもみてください。
瞑想をやっている人は究極のシングルタスクを実行している人です。
彼らは時間を無駄にしているのでしょうか。
いや、QOL(人生の質)を上げるために、ある意味で人生の効率を上げるために瞑想という時間を持っているのですよね。
長期的な目線に立って副業ビジネスを成長させたいと思うなら、目先の時間や手間の効率性を追い求めるのではなく、長期目線での効率性(シングルタスクの積み重ね)を追い求めるべき。
すなわち、マルチタスク思想を手放して、シングルタスク積み上げ思考にシフトチェンジするべきなのです。