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【本】宇治田一也氏(環境活動家)、保田與重郎氏(文学者)の流れを汲む孤高の神道思想家の最終解答が明かされる。

27歳に伊勢神宮に奉職、68歳には靖国神社の宮司を務められた「生涯神主」の著者・小堀邦夫氏。

18歳の時から日本浪曼派の保田與重郎氏の薫陶を受けてきた著者の遺作となった作品が本書である。

「日本の近現代の本質とは何か」「遠い子孫たちがこの深刻極まりない文明をいかに克服していけば良いのか」という二点が深堀される。

上代祭祀言語と環境問題の二部構成。

第一部〈上代祭祀言語篇〉では、言語研究の入口から、上代 (飛鳥、奈良時代)の人々が、神道とは何か、人とは何か、命とは何か、 心とは何か、といったことをどのようにとらえていたのか、そして、それらの語 が包み込んでいる 「わが国の精神文化の中枢」についてが明らかにされる。

第二部〈環境問題篇〉では、現代が直面している最も深刻な課題が考察される。

「近代を推進しない道の可能性」、石油・原子力発電に代表される現代文明の次をどう構築していくべきか?宇治田一也氏(環境活動家)、保田與重郎氏(文学者)の流れを汲む孤高の神道思想家の最終解答が明かされる。

著者は、令和5年9月にご逝去された。72歳だった。謹んでお悔やみ申し上げると共に、著者が提唱された「神道神学」の発展に寄与すべく、次世代に著者の本を残していく所存である。

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