【英文法】頻度を表す副詞8選(語源も解説します!)
日本語の中で「いつも」や「時々」などの
頻度を表す表現を使っていますよね。
英語でも頻度を表す副詞があるのですが、
どんな単語を使っているのか知りたくないですか。
この記事では、頻度を表す副詞8個について
英単語の語源を含めながら解説します!
最後に表にまとめていますので、
最後まで読んでいただければ嬉しいです。
① always 「いつも」
(頻度:100%)
always はほぼ100%の習慣を表す副詞です。
学校に通うことって「毎日」のことですよね。
そのような場合には always を使うことになります。
英文では次のように使います。
I always play soccer.
「いつもサッカーする」
90%くらいの頻度を表したいときには・・・
なお、90%くらいの頻度を表したいときには
nearly always 「ほとんどいつも」を使うことになりますよ。
英文では次のように使います。
I nearly always play soccer.
「ほとんどいつもサッカーする」
always の語源
alwaysの単語としては”al-”と”-ways”で分かれています。
”al-”は”all”、すなわち「すべて」ってことを指していますよ。
”ways”には「道」や「方法」という意味があります。
この単語が重なって「すべて(同じ)道」から
「同じやり方」につながって、
「いつも」って意味に落ち着くんですね。
なお、all the way だと
「道中ずっと」や「はるばる(わざわざ)」の意味になります。
単語の由来がそのまま使われているってことなんですね。
② usually 「たいていは」
(頻度:80%)
usually は80%くらいの頻度の習慣を
表すときに使います。
nearly always よりは頻度が低い習慣を
表すことになるんですよ。
英文では次のように使います。
I usually play soccer.
「たいていはサッカーする」
usually の語源
usuallyの語源としては、次のような意味合いになります。
ut(use)「用いる」
+al(接尾辞:「~の」)
+ly(接尾辞:「~の状態の」)
ここで出てくる”-ly”は他の副詞でも共通なんですよ。
”-ly”が付くとほとんどの場合は副詞の意味になります。
ここで、”-ly”が付いても副詞にならない単語についても
知りたくないですか。
第一弾の記事はこちらです。
時間に関連した単語では
”-ly”が付いても形容詞になることもあるんですよ。
”-ly”との相性があるのかもしれません。
第二弾の記事はこちらです。
時間に関連した単語以外でも
”-ly”が付いても形容詞になることもあるんですよ。
③ often 「しばしば」
(頻度:60%)
often は60%くらいの頻度の習慣を
表すときに使います。
英文では次のように使います。
I often play soccer.
「しばしばサッカーする」
often の語源
oftenはもともと古英語では oft と表されていました。
その後に副詞語尾-eをつけて ofte に変化しました。
ここまでくると「”-n”はどうしたの?」ってことで
気になるかもしれませんね。
”-n”がついた形のoften は13世紀ごろから
使われました。
この”-n”は
「ひとつ」を意味する冠詞”a”の後ろに母音の単語と
”an”に変化するのと同じ理屈だったそうです。
apple → an apple(ひとつのリンゴ)
一方で、他の地域では、
ofteが使われていた段階で
すでにoftenの形で使われていたともされています。
そんなこんながあって、
現代英語ではoftenに統合されることになったんですね。
この中で出てきたapple「リンゴ」のことを
もっと深く知りたくないですか。
「リンゴ」のことを記事にしていますので、
ご覧いただければ嬉しいです。
④ sometimes 「ときどき」
(頻度:50%)
sometimes は50%くらいの頻度の習慣を
表すときに使います。
英文では次のように使います。
I sometimes play soccer.
「ときどきサッカーする」
sometimes の意味合い
sometimesは
some「少数の」:times「回数」となって、
「ときどき」って意味を指していますよ。
sometimes に似た単語 sometime
ここで、sometimesに似ている
sometimeは「いつか」という意味になります。
”-s”があるかどうかでまったく意味が違いますよね。
sometimeは
some「はっきりしない」:time「時間」となって、
「いつか」って意味を指していますよ。
英文では次のように使います。
Let's meet again sometime.
「またいつか会いましょう!」
⑤ occasionally 「たまに」
(頻度:30%)
occasionally は30%くらいの頻度の習慣を
表すときに使います。
英文では次のように使います。
I occasionally play soccer.
「たまにサッカーする」
occasionallyの語源
occasionally も
occasional に副詞を表す”-ly”が付いてできた
副詞になります。
ここからは occasional についてみていきましょう。
oc(ob-):何かにたいして
casus:降りかかった
-io:こと
-al:の
このことから、occasionalは
「何かに対して降りかかったことの」という意味を
表すことになります。
つまり、occasional は
偶然的なニュアンスを含んでいるんですね。
そのため、sometimesよりも頻度としては
低いものとなります。
⑥ seldom 「めったに~ない」
(頻度:20%)
seldom は20%くらいの頻度の習慣を
表すときに使います。
seldomは否定の意味合いが強い単語になりますよ。
英文では否定の not を付けないことが大事です。
英文では次のように使います。
I seldom play soccer.
「めったにサッカーしない」
seldomの語源
seldom はゲルマン祖語の
seldona「まれな;珍しい」から
派生した単語なんですね。
そのようなことから、
「他にはない唯ひとつの行いであること」が
seldomの本質的な意味になります。
このようなことから、
「めったに~ない」とつながるんですよ。
⑦ hardly ever 「ほとんど~ない」
(頻度:10%)
hardly ever は10%くらいの頻度の習慣を
表すときに使います。
hardly everも
seldomと同じように
否定の意味合いを含む副詞となりますよ。
英文では否定の not を付けないことが大事です。
英文では次のように使います。
I hardly ever play soccer.
「ほとんどサッカーしない」
ここで、hardとhardlyの違いについて
知りたくないですか。
hardとhardlyの違いを比較した記事を
ご覧いただけると嬉しいです。
everには「今まで」という
意味合いがあります。
これらのことから、
hardly ever では「今までほとんど~ない」の意味を表し、
seldomよりも強い意味合いになるんですね。
⑧ never / not 「~しない」
(頻度:0%)
not / never は全く習慣がないこと(頻度:0%)を
表すときに使いますよ。
英文では次のように使います。
I never play soccer. / I don't play soccer.
「まったくサッカーしない」
never の語源(基本)
neverの語源としては、
古期英語のne(否定)とaefre(今まで)から
なっていますよ。
ここで、aefre は現代英語の ever を指しています。
ever の語源
everの始まりは
古期英語の aefre から始まったわけですが、
さらに見ていきます。
古期英語 a(いつも)+in feore(生存中)
→ in(中に) + feore(生命)
→ ferhuz(生命)
このようなことから、
everは「生命(life)」ってことを表しているんですね。
never の語源(everの意味合いを含めて考える)
このeverの意味合いと否定の”ne-”を踏まえると、
neverには
「これまでの人生(life)にないこと」
という意味があるんですね。
つまり、never は「今までにない」ってことになって、
「まったく~ない」ってことにつながるんですね。
まとめ
これまで紹介してきた、
頻度を表す英単語(副詞)8個を
表にまとめました。
頻度を表す副詞は
日常でも仕事の場面でも大事になってきます。
忘れてしまったら
ときどきこの記事をご覧くださいね。
これから英語を勉強されるときの
参考にしていただけると嬉しいです。