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意外と知られていないクスリの飲みすぎ・不足のリスク|クスリのアウトプット#20

きむっちです。

クスリには使うときの用量・用法が決められていますよね。
どんなに体調が悪くても、指定されている量以上を飲むとリスク(危険性)が高くなります。

同様に用量を少なくしたときにもリスクがあります。

どうして用量・用法が決められているのか、知りたくないですか。

この記事では、用量・用法を守らずにクスリを飲みすぎたときもしくは飲み足りなかったときに起こりうるリスクについて解説していきます。

この記事を読んでいただくことで、クスリを摂りすぎないように意識することができますよ。

クスリ飲用後の流れ

まず簡単にクスリ飲用後の流れを見ていきましょう。

クスリを飲むと腸で吸収、肝臓で一部代謝されてから血液とともに全身に運ばれることになり、クスリの効果を発揮することになります。

このときに血液中のクスリの濃度、血中濃度が上がり、最大値を示します。

一方で、使われなかった成分については排泄されることになります。排泄されるときに血中濃度が下がることに。

用量・用法間違いに伴うリスク

ここからは用量・用法を守らなかったときのリスクを簡単に説明していきます。

【過剰の場合】

クスリを指定の量よりも過剰に飲んだ場合、クスリの血中濃度が高くなってしまうことになり、予想されない副作用が起こりえます。

そのため、どんなに体調が悪くても飲みすぎないように心がけましょう。

【過少の場合】

一方で、過少の服用でも効果が出にくくなることも。

過少の場合にはクスリを飲んだときの血中濃度が思ったよりも上がらず、クスリを飲んだにも関わらず病気が悪化してしまうことがあるのです。

医師・薬剤師の指示なく用量・用法を変えないように注意しましょう。

その他の要因でも作用しにくくなる

ここまでは過剰もしくは過少の場合でのリスクを説明してきましたが、用量・用法ではコントロールできない要因があります。

主に次のような要因があります。

● 肝臓・腎臓の働き
● 身体機能の発達度合い(特に子ども)
● 食事・喫煙・飲酒など

意外かもしれないですが、飲食に伴う影響も大きいんですよ。

飲食などに伴う影響は次以降の記事で解説します。

最後に

クスリの用量・用法を自己判断で変えてしまうと、過剰もしくは過少でのリスクが高まることを解説してきました。

いろいろな要素があるから単純には判断できないですが、OTC薬に限らず決められた用量・用法を守って飲みましょう。

次回のお知らせ

次回は環境に伴うクスリの影響について解説していきます。

クスリの飲みすぎ・不足以外の影響の1つにあたりますよ。

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最後までお読みいただきありがとうございます。

もっと詳しく知りたい方はこちらの本を参考にしてみてください。


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<きむっちの自己紹介の記事はこちら>


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きむっち|継続で電子書籍3冊を出版した人
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