【入社エントリ】アンパイな人生を捨て、チャレンジングな人生を求めた新卒4年目
はじめまして!2024年7月1日に、マーケターとしてIVRyに入社しました、社員番号110番の金原(キンパラ)です。
IVRyには、社員番号を崇拝する変わったカルチャーがあります。例えば、ゾロ目やキリの良い数字が人気です。社員番号は、入社日の朝に来社した人から自動で決まっていくシステム。7月入社は9人いて、狙える番号は107〜115番でした。108(煩悩の数)か111(ゾロ目)を狙ってオフィスのドアを開きましたが、110番という何とも言えない番号になってしまいました。そんな僕を見て、マーケチームMGRのizuminさんが「困った時に呼んでもらえる110番を目指しましょう」と優しく声をかけてくれました。この言葉に僕は強く心を動かされ、流れる涙をそっと拭きました。この先どんなことがあっても一生忘れない言葉のひとつになったと思います。(一部うそ)
110番という社員番号に意味を与えてくれたizuminさんの入社エントリを貼っておきます。右脳つよつよなのに左脳もしっかり強めな死角なしのスーパーマンです。
そろそろ本題に!
このNoteは、
・今までなんとなく敷かれたレールの上を歩んできてしまった人
・若いうちにチャレンジしたい気持ちはあるけど、なかなか勇気が出ない人
に読んでいただけたらすごく嬉しいです。
自己紹介
改めまして、金原です。これでキンパラと読みます。よくあだ名?と聞かれますが、天から授かったガチの名字です。先祖にギャルがいて「カネハラとかガチつまんないから派手にしちゃわね?」ってノリでキンパラが爆誕したんだと思ってます。ちなみに、出身の静岡県には結構たくさんいる名字なのですが、静岡県以外の土地では全く聞き取ってもらえず苦労しているので、早く全国区の名字になることを願っています。
キンパラという名字の知名度が少し上がったところで、前職の楽天について少しお話ししたいと思います。
前職のサマリ
楽天でのキャリアサマリはこんな感じです。
・楽天モバイルで基地局設置業務(約2年間)
・楽天ペイメントで楽天ポイントのマーケティングリサーチ(約1年間)
職種でいうと、楽天モバイル時代は何でも屋で、営業や営業管理、プロジェクトマネジメントのような仕事など幅広く経験させてもらいました。
楽天ペイメント時代は、マーケティングリサーチャーとして、市場調査のアンケートを作成して配信する仕事に従事していました。職種にマーケティングと入っていますが、リサーチ部分しか担当していなかったため、マーケターとしてのスキルや経験はほとんどゼロでした。
新卒から3年間勤めた楽天は、お世辞なしで良い会社でした。研修制度がこれでもかというくらい充実しているし、社内のカフェテリアで3食無料でご飯が食べられるし、非常に働きやすい環境でした。
しかし、さすがは大企業。社内の仕組みが整いすぎてしまっているなと感じることが多々ありました。社内の仕組みが整っていることは企業努力の賜物なのですが、仕組みが整っている=思考の余地が少ない=脳が成長しない、というデメリットもあると考えています。もちろん、大企業の中でも部署によっては仕組みが比較的整っていない環境もあるかもしれませんが、少なくとも自分が3年間で見てきた楽天の景色はどれも非常に整っていました。
人生のサマリ
ここで、キャリアサマリからもっとスコープを広げて、自分のこれまでの人生について簡単に触れさせてください。時系列順の箇条書きスタイルでいきます。
・静岡県の焼津市というところでオギャー(3,575g)
・兄2人の背中を追いかけて、7歳の時バスケを始める
・兄2人の背中を追いかけて、高校まで地元の同じ学校に進学
・偏差値至上主義で大学受験をし、運よく一橋大学商学部に合格
・大学から新たなスポーツを始める気になれず、3つのバスケサークルに入部
・周りがやっているからという理由で飲食店バイトを開始
・周りがとにかく大企業志向だったので、とりあえず大企業にES提出
・その中で最も今後の選択肢が広がっていそうな楽天グループに就職
・働きやすい環境で何となく過ごしてたら3年が経過
タイトルにもありますが、常に周りの誰かと同じ選択をする、もしくは無難な選択をする、本当に「アンパイ」な人生を送ってきました。どのくらいアンパイかというと、明らかに索子の混一色をやっている河に対してのノーチャンス2枚切れの9萬くらいアンパイです。麻雀知らない方、すみません。
話を戻します。正直このまま何となく生きていても、ある程度幸せな人生は送れそうだなとも思っていました。ただ、このままのアンパイな人生を送っていて、
・数十年後にもっとチャレンジしておけばよかったと後悔しないかな?
・このまま何となくキャリアを歩んでいたら30代になってから市場価値がゼロになるのでは?
といった不安もありました。
転職活動の開始
そんなこんなで、このまま楽天でアンパイにキャリアを積んでいくのはまずいと感じ、転職活動を開始します。当時の働きやすい環境を手放すことはかなり勇気のいる選択でしたが、数年後数十年後の自分に誇れる選択を!という思いで、勇気を振り絞ってエージェントに登録したのを覚えています。この時の自分を褒めてあげたいです。
転職活動において、最終的に「スタートアップ」「マーケティング」「IVRy」という3つの要素を選ぶことになるので、それぞれどのような思考で選択したのかを説明させていただきます。
なぜスタートアップか
前述した、大企業の仕組みが整いすぎてしまっている問題。これを打開するために、大企業の新規事業の部署に行くか、スタートアップに行くか、はたまた独立するのか、いくつか選択肢がある中で、自分の現状のスキルで現実的に取りうる最もカオスな選択肢を選ぼうと決めました。これは、どうせ転職するならガラッと環境を変えてみたいという思いがあったからです。
そして、自分の現状のスキルで現実的に取りうる選択肢の中で最もカオスな道を自分の中で「100人規模のスタートアップ」と定めました。大企業の新規事業の部署に行くという選択肢は環境の変化という面で弱く、一方で独立するという選択肢は自分の現状のスキルでは現実的ではないと判断しました。残るスタートアップという選択肢の中で、1〜50人ほどの規模の会社はマーケティング経験がほとんどない自分にとってはスキルをイチから身に付ける場としてはカオスすぎると思ったし、300人を超える規模の会社は逆に仕組み化が進んできて大企業っぽさが出てきてしまっていると思い、「100人規模のスタートアップ」を第一の転職軸としました。
なぜマーケティングか
大学時代に経営学科でマーケティングを学んでいて、その時からマーケティングって面白いな〜という興味はありました。ただ、新卒の就活時にマーケティング一本でいこう!というほどの決め手はなく、様々な職種が経験できそうな楽天に就職しました。
前述した通り、楽天では営業系の職種とマーケティング職を経験でき、両方を実際に経験してみた結果、ひとまずマーケティングを極めたいと思いました。理由は、目の前の1人のお客さんと向き合うよりも、お客さん全体のことを考えているほうが、適性・興味ともに強いと感じたからです。
ビジネスから離れて日常生活で例えると、20人の飲み会があったとしたら、自分と同じテーブルの人たちが楽しんでいるか?よりも他のテーブルの人たちを含む全員が楽しんでいるか?を気にしてしまうし、全員が楽しめるように全体最適を考えることに適性があると思っています。という理由で「マーケティング」を第二の転職軸に設定しました。
なぜIVRyか
本当に今更ですが、IVRyを知らない方のために最新の会社説明資料を載せておくので、是非ご覧ください!
IVRyは、転職エージェントに紹介してもらうまで知りませんでした。最初の正直な印象としては、電話に関するサービス?なんか冴えないな〜という感じでした(笑)。減るもんじゃないしカジュアル面談くらい受けておくかという温度感で、冒頭でご紹介したizuminさんと面談をして、IVRyへのイメージは180°変わりました。減るもんどころか増えたので、皆さん是非カジュアル面談に申し込んでみてください。
カジュアル面談等を経て、電話の自動応答サービスは、知れば知るほどニーズが大きい領域で、ニーズが大きいから当然のことながら会社の規模や業績がものすごい勢いで伸びていることを知っていきます。
それに加えて魅力的に感じたのは、電話課題のニーズがあまり顕在化されていないことです。IVRyというサービスの認知拡大だけでなく、「IVR(電話自動応答)」「AI電話」といったサービスが属するカテゴリごと認知拡大をやらなければいけないため、マーケティングの重要性がより高くなります。これから本格的にマーケターとしてのキャリアをスタートさせる、その一歩目としてこの上ない環境だなと思い、IVRyへの入社を決めました。
入社してから驚いたこと
前職の楽天とは何もかもが違って、毎日刺激でいっぱいです。IVRyに入って特に驚いたことを3つ挙げます。
「マニュアルがない!」
楽天は大体のタスクにおいて、マニュアルのようなものがありました。そのためタスクの細かい流れで困ることはほとんどなかったのですが、IVRyはタスクマニュアルがほとんどなく、みんな全てのタスクを頭で覚えてやっているの?と最初びっくりしました。なぜマニュアルがなくてもタスクを進められるのか最近自分なりの結論が出たのですが、それはツールを触りまくっているからだと思っています。スタートアップ界隈には良い意味で慎重な人が少なく、ツールの様々な機能を触って、ツールを自分のものにしてしまうのではないかと。自分も慎重さを捨て「ツールを自分のものにする」ことを意識して日々のタスクに取り組んでいきたいなと思います。
「タスクの自由度が高い!」
楽天はタスクの多くが仕組み化されていて、自分で考えて変えられる部分があまりなかった印象です。一方でIVRyは、自分で考えて変えられる部分しかありません。イメージでいうと、楽天ではタスクの目的と手段と進め方まで決められている、IVRyではタスクの目的だけ与えられて、手段と進め方は全て自分に主導権がある、といった感じです。静岡まで行くという目的があった時、品川駅から静岡駅までは新幹線で、それ以外は在来線を使ってね、と言われるのが楽天。静岡に行けるなら飛行機でも船でも何でもOK、だけどその行き方を選んだ根拠だけはしっかり説明してね、と言われるのがIVRy、という感じです。最初は自由度の高さに少し戸惑いましたが、やはり自由度が高いほうがやりがいがあるなと最近感じてきています。
「みんなフレンドリー!」
楽天のメンバーがフレンドリーでなかったわけでは決してないですが、IVRyの皆さんはめちゃくちゃフレンドリーです。誰かをよそ者扱いしたりする雰囲気は全くなく、全員が新しいメンバーを心から受け入れる社風が出来上がっています。このフレンドリーさは「Keep on Groovin'」というバリューを社員全員が体現している結果です。このバリューは、「多様を受け入れ、協奏し続けよう」という意味で、本当にIVRyにぴったりなバリューだと思っています。
いまとこれから
IVRyに入って約1ヶ月、正解のない問いに日々向き合っています。メンターでありマスターでもあるTaigaさんから、マーケティングの基礎を学びながら、とにかくインプットとアウトプットを繰り返す毎日です。マーケターとしての知識がほとんどない自分に、日々いろんなことを教えてくれている我が師匠Taigaさんのとっても短い入社エントリを貼っておくので、カップラーメンが出来上がるのを待つ間に是非ご覧ください。かなり短いので、おそらく読み終わってもバリカタです。
IVRyでマーケターとして働き始めてから、日々意識している言葉があります。
”Ideas don’t come out fully formed, they only become clearer as you work on them. You just have to get started.”
これは、Facebook創業者であるザッカーバーグ氏が2017年にハーバード大学卒業式でスピーチしたときの言葉です。
大学生の時にこの言葉を知り、何となくカッコいいなとは思っていましたが、そこまで響いてはいませんでした。しかし、IVRyでマーケターとしてのキャリアをスタートさせてから、この言葉の重要さを身に沁みて感じています。マーケティングはアイディアが大事ですが、思考することに固執せず、実践に移しながらアイディアをブラッシュアップしていく。それがマーケターとして成長するための必要条件だと感じています。これからの業務のキャンパスとして胸に刻み続けます。
最後に
IVRyでは、一緒に働く仲間を大募集中です!
今のIVRyは圧倒的に楽しみながら、圧倒的に成長できる環境だと思っています。少しでも気になる方は、お気軽にカジュアル面談や採用イベントにエントリーしていただけたら嬉しいです!