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ホステスさんの着付けってどんなの?

大阪ミナミで着付けをしている私が、同じく着付けをしている方からよく尋ねられること。

「ホステスさんの着付け方ってやっぱりたくさん衣紋を抜くの?」

私は大阪のホステスさんの着付けしか知りませんし、この店で経験している範囲でしか言えませんが、初めての文章での投稿はこちらのテーマで
書いてみます。

まず、「衣紋をたくさん抜くの?」という問いについては、
個人差があります、というちょっと拍子抜けくらいの答えになります。
皆が皆、衿を大きく後ろに引いた着付けを好む訳ではありません。
が、平均よりは少し多めに抜いているかな〜と思います。
当店は着物のレンタルもしているので、イベントの時のみ着物を着るホステスさんも来られます。普段は着物をめったにお召しにならない方も中にはいらっしゃいますので、着付けに関しては特にお好みがなく全て「ふつうで。」とこちらにお任せ頂くケースも多いです。

ただ、髪型には注意。後ろに大きく膨らませた形のセットをされる方は
衣紋を大きく抜いてないと衿にあたって仕事中気になりますし髪も乱れてきます。
そのためセットをされる前に着付けに来られるお客様には予定のヘアをお伺いするか、常連様でしたらいつもなさっている髪型を把握して調整するようにしています。
先にセットをされて来られたお客様には、髪にぶつからないような加減で衿を抜きます。

衣紋の抜き加減、と同様に質問されるのが「衿合わせ」ですね。
縦に長く合わせるのかな、、となんとなくイメージをお持ちの方が多いと思います。これも個人差があります。でも私の体感ではそんなに多くないと思います。衣紋は大きく抜いても前はしっかり詰め気味に合わせるという方の方が多いようです。

たまたまこんな動画を見つけましたのでシェアします♪ 銀座のクラブのママさんのチャンネルです。
銀座、名古屋、大阪の着物の違いについてちょっとお話しされてます。
(他の動画もどれも興味そそられるのでいろいろ見ました♪)

大阪は、北新地とおっしゃってましたね^_^; ミナミもあるんですよ〜!
名古屋では、長襦袢と着物の衿を重ねるということは、半衿をあまり見せない着付け、ということでしょうか?違い・特徴が面白いですね。各地の歓楽街で着付けされてる方にいろいろ聞いてみたいなぁ。

この動画の中でも言われていたように、大阪は比較的衣紋の抜きが大きいのはそうだと思います。この仕事に就いたばかりの頃は着物の本場、京都の着付けが気になり夜の祇園に着物姿の方を見に行っていたことがあります。仕事の後に行くので送り出しの時くらいにしか見ることができずそれほどたくさんの方を拝見した訳ではありませんが、衣紋の抜き加減は控えめだったと感じました。

大阪、といってもミナミと北新地でも傾向が違うかもしれません。(髪型も同様ですが。)
もっと小さい範囲で、着付けサロンによってもカラーが出てくるものだと思います、お太鼓の大きさ、形とか帯揚げの処理とか…そのあたりもとても興味があるのですが。

またホステスさんによく言われる着付けのご要望や補正についてなどについてもまた書いてみるかもしれません。

[ 今日は初めてyoutube動画の埋め込みができました◎ ]

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