note80日目 教えることの難しさと楽しさ
今日は、札幌市内の中学校の生徒さんたちとの出会いがありました。
修学旅行で阿寒湖を訪れて、アイヌシアター・イコロで古式舞踊を鑑賞し、その後、アイヌ刺繍の体験をするというスケジュール。
踊った直後に、今度は刺繍の講師補助として、別会場へ駆けつけます。
このパターンは初めてです😆
先生や生徒さんたちも、
「あれ?さっき踊ってた方ですよね?」
「え、(修学旅行の)バスより早く着いたんですか?」
と驚いた様子で、場がなごんだので、急いだかいがありました。
体験では、アイヌ紋様のコースターに刺繍をしていきます。
針に糸を通す、糸通しの使い方、玉結びや玉止めの作り方、刺繍(今回はオホというチェーンステッチ)の進め方…と順番に説明するのですが、やり方を知ってる人もいれば、知らない人もいます。
初めてだけど器用にできる人、何度も間違う人、間違ったときに「どうしたらいいですか?」と聞ける人、聞くことができない人、やる気をなくす人、自分なりにアレンジする人、本当に個性があって楽しかったです。
「失敗はないから、間違ったとき、わからないときは聞いてくださいね」と言うと「わからないから教えて」と言える人に目がいきがちです。
でも、わからないけど聞くのが恥ずかしいと思う人もいますよね。
そういう人が恥ずかしくないような声かけって難しいなと感じました。
私は刺繍のプロではないから、私の知ってることを教えるだけ。刺繍を上手くやってほしいわけではありません。
初めてのことに挑戦するだけで素晴らしいし、間違うのは当たり前で間違った分だけ修正の仕方を学ぶし、おもしろくないと思ったとしたらそれはそれで気付きだし、言われた通りコツコツやって完成させるのも素晴らしい。
とにかくみんな素晴らしいなと思って、それぞれを褒めながら見てました。
だって、修学旅行って、生徒さんたちが行きたいところに行くわけじゃないし、やりたいことをやってるわけじゃないんですもんね。
みんなマジメだなぁと感心します。
やる気なくて当たり前と思っているから🤣
今日の生徒さんたち、素直でいい子ばかりでした。
大人から見たいい子でいる必要もないんですよね、本当は。
一人一人の個性を理解しながら、この人にはどう言ったら伝わるかと考え、教え方を変えていく。教える側が試されるし、成長させてもらうんだなぁと感じました。
教えるって難しいけど楽しい!
こういう機会を与えてもらえて、ありがたいです😊