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ふだん着物アイデア

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実際にふだん着物を着てみて、思いついたアイテムの使い方や暑さ/寒さ対策などをまとめています。
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洋服と兼用できる、ふだん着物の冬アウターに出会ってしまった

寒い冬の季節、ふだん着物を着るときに悩むのが、アウターに何を着るか。 昔からある着物用のコートもありますが、毎日着物を着るわけじゃない場合、洋服のときにも兼用できるアウターの方がお財布にも優しいですよね。 私も1着だけ着物と兼用できるウールのコートを持っています。 とても軽くて、暖かい。シルエットもきれいで、裾のフリンジもかわいい。これはこれで、かなり優秀なアイテム。 ただ唯一のネックは、白という色とシルエットの雰囲気がキレイめ寄りになってしまうところでした。 洋服のと

着物コーデ上達への近道は、とにかく着るのみ!

ふだん着物を着るようになると、 「着られるようになって楽しい!」「着物っておもしろい!」 と思うのと同時に、 「もっとコーディネートが上手くなりたい!」 と思う人も多いはず。 着物コーディネートを上達させるには、とにかくたくさん着て、たくさん出かけることだと思っています。 この記事では、実際に私が経験したエピソードも交えながら、そう思う理由をまとめていきます。 あなたは、どうやって着物のコーディネートを組んでいますか? とにかく着て出かけてみるSNSなどで自分好みのコーデ

時間がない!でも着物が着たい!そんな時の解決法

「今日は着物で出かけたいけど…まずい。時間があまりない。」 「やっぱり、今日は洋服でいいか」 ちょっと待って、そこの方。 時間がないからって着物でのお出かけあきらめないで。 「洋服でいい」ってことは、「本当は着物がいい」いいってことですよね? 時間がなくても、着物を着るコツはいくつかあります。 そのコツを実践することで、少ない時間で着物を着てお出かけすることができますよ。 確かに、着物は洋服を着るよりも時間がかかります。これは変えられない事実。 でも、そのかかる時間を短

天気は雨。着物を着るのはあきらめる?

梅雨の季節、窓の外ではパラパラと雨が。 こんな日のお出かけ、着物は着ますか?それとも着るのをやめますか? 着てすごすのは自分自身なので、どちらを選んでも間違いではありません。 でも、「雨の日は着物が着れない」これはどうでしょうか?合っていますか? これは間違い、というか、勘違いです。 使うアイテムを選べば、雨でも着物を着ることはできます。 そもそも、雨だとどうして着物を敬遠しがちなのでしょうか? 理由はいくつかあると思いますが、その中のひとつに「絹物は水濡れに弱いから」と

ふだん着物の足元、靴を履くという選択肢

「着物を着る」と聞いたとき、どんなアイテムが頭に浮かびますか? 着物・帯・帯締め…この辺りはパッと浮かぶと思います。 アイテムの中で意外と忘れがちなのが、足元やカバン。 カバンをどうするかはこの記事に譲るとして、今回は足元についてまとめていきます。 少し前の記事で、「ふだん着物を手軽に始めるには和洋ミックスがオススメですよ」という内容を書きました。 その理由は、少ない追加アイテムで着物を楽しめるから。 そして、着崩れたり思うように着れていないくても、あえてそうしているよ

帯留めブローチの新たな発見! 三分紐でない帯締めに使う方法

帯留めの始まりは江戸時代後期。 帯をとめるための道具として、紐の両端に表金具と裏金具があり、それを合わせて引っかける構造でした。 その紐部分が帯締めとなり、金具部分が帯留めへと変化していきました。 明治時代に入り、廃刀令が出ると刀装具を加工していた職人が失職し、不要になった刀装具を転用して帯留め職人となりました。(Wikipediaより引用) 現代では、帯の装飾品として使われている帯留め。 帯留めとして販売されているものもありますし、ブローチを帯留めとしてアレンジできるのも

ふだん着物、アイテムをどう増やすか

何かひとつのことにハマると楽しくて、次から次へとそれに関係するものを集めたくなりませんか? 刺繍にハマったら、刺繍のやり方の本を買い、刺繍用の針と糸、枠を買ってみる。 やり始めると、今度は「〇〇があるといいなぁ」と考える。 それが悩ましくもあり、楽しくもあります。 私がふだん着物を始めた頃、まさにこの状態でした。 そこで、まずは実家にある着物をほとんど全て持ち帰りました。 数があることはありがたかったのですが、中身を見てみると、季節感や色合いなどアイテムの偏りがかなりありま

ふだん着物、カバンはどうする?

ふだん着物を始めると、着物や帯など必須のアイテムは目が行きますが、小物は後回しになりがちになります。 襦袢や草履、足袋など…カバンもそのうちのひとつではないでしょうか。 私もふだん着物を始めたころ、「そういえば、着物のときのカバンはどうすればいいんだ?」とふと考えました。 お気に入りのカバンなら、洋服も着物も関係ない 色々調べたり考えたりした結果、たどり着いた答えがあります。それは、 「ふだん着物のときは、洋服と同じカバンを使う」ということ。 その理由は、洋服のときのカ

安く、手軽に、着物を始めたいあなたへ

「着物に興味はあるけど、なんだか高そうだし、難しそう」 そんな風に思っている人、多いのではないでしょうか? 着物といえば、昔からの日本の伝統衣装。 そんな風に言われると、「なんだか格式が高くて難しそう」と思ってしまうのも無理はありません。 けれど、意外とそうでもありません。 今までの方法と、新たに出てきたアイテムを組み合わせると、洋服を楽しむこと+αくらいの時間で着物の世界を楽しむことができます。 着物は、ほんの数十年前までは普段着だったのです。 明治や大正時代には洋服

真っ白の着物の肌着を染めてみた

みなさんは、「着物の肌着」と聞いてどのような色を思い浮かべますか? 例外もありますが、着物の場合真っ白のものを多く見かけます。 清涼感があるといえば聞こえがいいのですが、ちょっとダサくも感じてしまいます。 そこはかとなく漂う昭和感… 肌着といえど、着物の場合は洋服よりもチラッと見えることがあります。 たとえば、袖の振りから、足元は風でひるがえった裾から、ちらっと真っ白のレースがのぞくのです。 常に見えるものではないものの、なんとなく見えないでほしいな、と着るたびに思ってい

ふだん着物の収納、どうしてる?

皆さんは、着物の収納はどのようにされていますか? 着物を着る頻度によって、使うアイテムによって様々な方法があると思います。 以前はフォーマルな場面でしか着ませんでしたが、今ではふだん着物を楽しむようになった私。 それに伴い、着物の収納方法も変化していきました。 Before フォーマルで着るだけ以前は、着る頻度としては年に1.2回程度。 家にある着物も礼装用のものと、喪服関係のみで数も少なめでした。 そのため、いわゆる”嫁入りダンス”の上半分の開き戸に、1枚ずつ畳紙に入れて

着物のシーン別コーディネート 礼装/ふだん

洋服と同様に、着物も行事や場所によって選ぶべきスタイルが変わります。 ここでは、私のコーディネート経験をもとにいくつかの例を紹介します。 ただし、これはあくまで私の視点であり、考え方は人それぞれです。 参考程度にしていただければ。 礼装着物礼装の場合、行事ごとで相手のある場が多いと思います。 そういった時は、その場の雰囲気や自分の置かれる立場を考えながら組み合わせます。 ※以下の帯の説明に「重め/軽め」という表現をしています。 ここでは、重量の重い/軽いではなく、柄づけ

私の着付け術―冬のスタイルと寒さ対策

私は着物を楽しむため、1年余りの経験から様々な着付け方法を試し、落ち着いた私なりの着付け方法を見つけました。 前準備着付けは、着ることと同じくらい、前準備が重要です。これにより、着る際にもスムーズに行えます。

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帯枕の紐、どの高さで結んでますか?

帯枕の紐を結ぶ高さについて、ここ最近色々と試行錯誤していました。 帯枕とは、お太鼓結びをするときに使用する、お太鼓の形をきれいに保つための着付け道具のことです。 皆さんは帯枕を使うとき、どのように帯枕の紐を処理されていますか? 私は2つの方法を試し、自分に合う方法を見つけました。 実際に試した方法2つ今回私が試した方法は次の2つです。

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