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いつか着物で…

私が着付けを習おうと思ったのは、
今高校3年生の娘が高校に入学したとき。
娘の卒業式に着物を来て出席したいと思ったことがきっかけであった。

若い頃は着物にまったく興味がなかったが、
年を重ねるにつれ、紀元前660年から続く日本の歴史の中で、
連綿と受け継がれてきた伝統や文化のすばらしさを
改めて感じるようになり、
日本の民族衣装である着物を自分で着れるようになりたい
と思い始めたのだ。

聞くところによると、外国の人の多くは、
日本人なら誰でも着物を着られるものと思っているらしい。
ところが着付けはそんなたやすいものではなく、
私はいまだに苦戦しているのであるが、
このハードルの高さもまた、
日本の伝統や文化を学ぶ醍醐味だと思っている。

娘の卒業式を待たず、
息子の大学入学のお祝い会、息子の成人のお祝い会、
姪の国家試験合格のお祝い会と、
身内の集まりに自分で着ものを着て参加することができた。

これはひとえに、
休みの日に補講をして指導してくださった
「いち瑠」の先生のおかげに他ならず、改めて感謝申し上げたい。

私の今の目標は、
海外旅行先で着物を来て街を歩くこと。

そのためにも、
この「極み科初級」での鏡を見ずに着物を着る授業は
たいへん勉強になり、又その難しさを知ることにもなった。
鏡を見て愕然となることばかりだが、
いつかこの目標を実現させたい。