受け継ぐ着物
今年、2020年のお正月。
中学の同級生と二人で新年会ランチ。
もちろん着物。
新年会なので礼装で。
花菱の貝紫が可愛い袋帯に道明の波の緒、くすみ具合が気に入っているピンクの梅鉢の江戸小紋。
友人は旅立たれたお母さんの訪問着を。
大切な着物を着つけさせていただきました。
彼女自身もですが、彼女のお母さまも本当に明るく屈託の無い、何をしても憎めない、とても愛らしい人です。
彼女の披露宴でとてもうれしそうにしていた姿、はやく孫ちゃんに会いたいわぁと早々とベビー服を買おうとして止められて笑っていた姿、いろんな姿が思い起こされて着付けの時間がとても特別に感じられました。
そんな思いを彼女とも共有できたことも嬉しかった。
大切な着物だから…と躊躇してしまう気持ちもあったのですが、彼女がわたしに頼んでくれて、とても素敵な時間を分け与えてくれた事に感謝です。
ちなみに、この日が人様に、一から十まで着物を着つける初めての機会でした…笑
いかに補正をするのかに頭をひねっているとドンドンと時間が過ぎていって焦る。
腰ひもぐっと締めたいけれど大丈夫かなと心配になる。
補正のタオルがなじんで緩んでないか気になる。
食事していても、帯締めの房整えたい!!!…
とかとか、目線がついつい着物に向かってしまうものでした。
昔からの友人も着物を楽しむ人でいたというのは本当に有難いことです。
いかり肩の方で細身、背中もグッと反っている体系の人に胸周りの補正をすると、胸周りがバーンと強調された着姿になってしまうの…どうしたらよいんですかね??