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ルイーダの酒場とダーマ神殿が採用に大切なことは全部教えてくれる

採用アドベントカレンダー7日目です。
WHOMの中島さん(@nakashimayugo)からお誘いいただきまして、「頼まれごとは試されごと」ということで書きたいと思います。
今回のnoteは所属企業であるカミナシに関連した内容ではございません。

ところで、ドラゴンクエスト3 HD-2D、もうプレイしましたか?
僕はトロコンしたので卒業しました。SFC版以来で何年ぶりだったか分かりませんが全く色褪せない冒険で最高でしたね。ラーミアがとろい以外は。

全国民が知っていると思いますが、ドラクエ3は主人公(自分)の父である戦士オルテガが単身魔王討伐に挑むが行方不明となり、独り立ちできる年齢となった主人公が父の足跡を辿りつつ勇者として魔王討伐に挑む冒険RPGです。

このドラクエ3を大人になってからプレイすると、本業の採用のお仕事(副業は勇者)に思うことがあり、筆を進めることにしました。

①魔王討伐はチーム組成が鍵だ!冒険者斡旋会社のルイーダを頼れ!

ルイーダーさんはやさしく必要な職種と性格の人を紹介してくれます。サクセス。

勇者である自分は魔王を討伐したくてもまだペーペー冒険者でLV1の駆け出しビジネスパーソンです。そのまま突撃したら返り討ちです。
株式会社勇者は【魔王討伐】というのがミッションであり、【(多分)1年後に魔物がいない平和な世界を作るぞ】という立派なビジョンを掲げて起業するわけです。

そんな時に頼りになるのが、アリアハン(地名)にあるルイーダさん率いる人材斡旋会社です。酒場というオフィスに伺うと、そのミッション・ビジョン達成に向けて必要な人材を格安(というか無料)で紹介してくれます。これは頼らない手はない。単独で魔王を討伐しようなんて無謀です。壮大なミッション・ビジョン実現には優秀な同志が絶対に必要なんです。
残念ながら勇者は友達がいないのかリファラルもできないし、採用広報が弱いのか自己応募は残念ながら期待できません。なお、スカウト送りたいところですが残念ながらこの世界にまだそのサービスはありません。

ルイーダの酒場で紹介を受ける際には、職種や性格、数値化した各ケイパビリティが閲覧でき検討することができます。FindyさんやLAPRASさんのようなスキルの数値化機能はこの世界にもあるんですね。ルックスも選べますが、それで選ぶのはご法度なので注意しましょう。

このミッション・ビジョンの実現には多様な人材が必要でしょう。
仲間の職種を選ぶのは大切です。
「今の時代は心理的安全性だ!(誤用)」ってことで、全員僧侶なんて目も当てられません。弱風のバギばっかり目にすることになりげんなりします。(全員遊び人よりはマシですがそんなチームを形成する人はいないでしょう)
やはりバランスが大切で、株式会社勇者のアーリーフェーズに必要な人材確保には主人公の思想が色濃く反映されるわけです。
ちなみに僕は、”勇者、盗賊、商人、まもの使い”のパーティーでした。フィールド特技を駆使して小さな成功を積み重ねたいタイプです。

さらに性格も重要です。
性格が違うと成長の仕方が変わります。戦士なのに"いくじなし"とか、魔法使いなのに"ごうけつ"は成長ポテンシャル的にやはり不安が大きいわけです。しっかりと見極めなければいけませんね。

こうして組成したチームと共に冒険に出発し、山あり谷ありでチームとして成長しつつ株式会社勇者は成長していきます。全滅という名のピポッドを経験することもあるでしょう。大丈夫、所持金は減りますが挑戦心さえ失わなければ人生やり直せます。
ちなみに、仕事(戦闘)に望む際の作戦コマンド("ガンガンいこうぜ"、"いのちだいじに"etc)が株式会社勇者のバリューと言えるでしょう。
"めいれいさせろ"ばかりだと会社満足度が下がるかもしれませんのでのびのびやらせてあげてください。

また、会社の初期フェーズでは傷ついたりしたら頻繁にアリアハンの実家に帰ってママのご飯を食べつつじいさんに話を聞いてもらったりで心身ともに回復するんですね。宿屋は軍資金がもったいないので使いません。1ゴールドを笑うものは1ゴールドに泣く。

②職業の掛け合わせが成長のドライバー!経験は力なり!

LV20になるとジョブチェンジが可能です。職種経験のかけ合わせが価値を生む。

冒険が進み、ある程度成長を経ると、さらなる成長を欲するものです。
そうダーマの神殿で転職(ジョブチェンジ)です!
この世界では株式会社勇者以外の会社への転職はできません。会社への共感が強く、離れる気はさらさらないしっかりとグリップしている状態です。
職種を変えることでさらなる価値発揮を目指すのです。
例えば、「デザイナー×マーケター」とか、「IS×FS」とか、僕なんかは「エンジニア×HR」とか、経験値が活かされやすい掛け合わせは多く存在しますよね。
掛け合わせの相性が良ければ良いほど価値を発揮しやすい人材になっていきます。
経験値の掛け合わせの結果、新たな職務に挑戦できることもあるかもしれません。例えば、PdMもBizDevも経験したからこそ「PO」が務まるとか、マーケもセールスもCSも経験してきたからこそTheModel型における事業責任者が務まるとか。(現実には職種の上位下位なんて概念はないですよ)
勇者御一行も同様に、盗賊→僧侶で素早く回復できるようになったり、魔法使い→戦士で自分でバイキルトかけれる戦士になれたり。また転職をすることでLV1にはなりますが、能力数値は転職前の半分からスタートです。そうですまっさらなLV1の状態よりよっぽど強いんです。経験は力なり。

また上位職扱いである賢者になるには「さとりの書」が必要です。そうですインプットが超大事で「さとりの書」を熟読することで高いスキル/知識を身につけることで、はじめて呪文のエキスパートに成れるのです。自然と成るのではなく努力があって成るものなんですね。ちなみに遊び人からも賢者になれますが、現実世界ではそんなサクセスストーリーは稀なので真に受けてはいけません。

最終的には全ての職種を経験し武闘家でLV99になるのが最強なんて言われているそうですが、やはりイノベーション(会心の一撃)をおこせる人材が求められていますね。

なお、今回はメタル狩りより効率のいいLV上げがありますが、結構強い敵とちゃんと繰り返し戦って多くの経験値を得るものです。楽して成長してもダメなんだって堀井雄二さんに教えてもらっているようです。ありがとうございます。

③冒険は終わらない!魔王討伐後も続く試練は挑戦の連続だ!

いつの間にか社員も増えています。心強いですね。

創業時に掲げたミッション・ビジョンが実現できたとしても、そのミッション・ビジョンは大きくなり追い続けるものです。
スクエニさんのガイドラインでまだエンディング後のネタバレはネット投稿禁止なので詳しくは避けますが、魔王討伐後もさらなる強敵を求めて冒険を続けられます。

エンドコンテンツの中には、非常に厳しい難易度のものもあります。
使える武器種がしばられたり、これまでの知識を問われる問題が出題されたり。心が折れそうな難易度でも、ミッション・ビジョンに共感し成長意欲を維持し続けられる人材を採用できた株式会社勇者は前に進み続けられます。
そんな難しい挑戦にもチームで解決できることを既に知っているからです。
採用した仲間は成長し続けることでいつのまにか創業者である勇者よりも優秀な人材に成長し、チームを牽引してくれます。そういったポテンシャルをルイーダの酒場でしっかりと見極めて同じラーミアに乗ってもらったからこそと言えるでしょう。
やはり、採用のマッチングは力強いものでなければいけませんね。

エピローグ

勢いで書いてきましたが、何が言いたいのか分からなくなってきました。
ようはドラクエ3からチームや成長、採用の大切さを学べるので皆もプレイしようぜってことだった気がします。
採用アドベントカレンダーとして中島さんに依頼されたことをここに来て思い出しましたがもうここまで書いて引き下がれないので先に謝っておきます。ごめんなさい。

HRの皆さん、採用業務に関わる皆さん、楽しんで採用活動して魔王を討伐しましょう。

明日のアドカレ担当の方にバトンタッチします!
読んでいただきありがとうございました。

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