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米国のサーチファンドの動向(2020年アップデート版)

米国のサーチファンドの動向について、数年おきに調査データを公開しているスタンフォード大学のレポートがアップデートされていました。

前回2018年度の調査をまとめたこちらの記事から、大きな動向は変わっていないようですが、主なポイントをアップデートしておきます。

サーチファンドの組成数

2018~2019年も引き続きサーチファンドの組成数は増えているようです。米国における累計組成数は約400件になりました。特に2019年におけるサーチファンド組成数は約50件と、過去最高を更新しているようです。

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組成されたサーチファンドの活動結果

こちらも、前回の調査から大きな傾向に違いはありません。組成されたサーチファンドのうち、20%強はM&Aが実現できずに活動を終了していますが、M&Aが完了した場合は、しっかりとリターンを出せているようです。

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M&Aが実現した場合のリターン

投資リターンについてもう少し詳しく見てみましょう。数が増えてきた最近の案件でもしっかりとリターンは出せている様子。
(最近M&A完了したばかりの案件は、まだバリューアップ途中であるためROIとしては比較的小さいですが、それでも2x。IRRは30~40%超)

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サーチファンドの投資規模

買収規模は2018~2019の実績としては、その前の時期に比べて少し小さくなった様子。投資対象の企業の(利益の)規模が小さくなったことが主な要因のようです。利益額に対するバリュエーションは大きな変化なし。
たまたまの結果なのか、傾向に変化がでてきたのか・・・まではなんとも言えません。

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その他

その他、サーチャーの中でのMBAホルダーの割合、男女比・・・などは、一定の変化はあるものの、サーチファンドについての示唆が大きく変わるほどの動きは無いように思われます(ので、図表のアップデートはしていません)。大まかな動向を知りたい方は、前回の記事をご覧になって頂ければ幸いです。

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note:kimitakeito
twitter:@Kimitake_Ito
web:Search Fund Japan

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