海がひかる、キラキラ。
いつかのギリシャ・サントリーニ島。
旅先の朝。よく晴れた日。
窓の向こうに広がる海が、キラキラとひかる。
ひかりの中を、音もなく、船がすすんでいく。
とてもセンスのよい部屋だった。
すこしゴテゴテして、好きな感じの部屋だった。
タイル張りのまんまるの湯ぶねの天井には、
あおい夜空のような星々が描かれていた。
そのいろもかたちも、すきだと思った。
数日間にわたる旅のあいだ、そういえばずっと晴れてたっけ。
それとも、晴れた日の記憶しかないだけだろうか。
あの部屋からみる海はしずかだった。
そのいろと空気感を、すこしずつ、
ここに残しておこうかな。
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