冒険とチャレンジの数日間が始まる。 ここに至るまで、 こころにもからだにも ものすごく大きなデトックスがあった。 鍵を挿す。 とびらを開ける。 はじまる。 越えていく。 いってきます。
いつかのギリシャ・サントリーニ島。 旅先の朝。よく晴れた日。 窓の向こうに広がる海が、キラキラとひかる。 ひかりの中を、音もなく、船がすすんでいく。 とてもセンスのよい部屋だった。 すこしゴテゴテして、好きな感じの部屋だった。 タイル張りのまんまるの湯ぶねの天井には、 あおい夜空のような星々が描かれていた。 そのいろもかたちも、すきだと思った。 数日間にわたる旅のあいだ、そういえばずっと晴れてたっけ。 それとも、晴れた日の記憶しかないだけだろうか。 あの部屋からみ
また書くことにした。好きなことを、自由に。 また撮ることにした。撮りたいものを、少しずつ。 もう長らく、そういうことを忘れていました。 わたしはわたしのすきを思い出す。 日々のなかの空白のじかん。 その音をきいて、キラキラしたものをひろいあげる。 わたしがすきなわたしでいよう。 おかえりなさい。 ただいま。 いま、かえってきたよ。