住吉っさんの卯の花苑が見頃です✿
我がまち住吉に鎮座する【住吉っさん(住吉大社)】は、全国約2300社余ある住吉神社の総本宮です。創建は211(|神功皇后《しんぐうこうごう》摂政11)年卯の年卯の月卯の日で、卯の花は住吉っさんで最も関係が深い花となっています。
《卯之葉神事》
毎年5月初卯日には「|卯之葉《うのは》神事」が行われ、卯の葉で作った玉串が捧げられ、石舞台の上で優雅な舞楽が奉納されます。
《卯の花苑》
そして、卯之葉神事が行われる5月には、住吉っさんの南東にある『卯の花苑』が 一般公開されます。今年は2年ぶりに開園しました\(^o^)/
公開期間・・・5月1日~5月31日
時 間・・・午前10時~午後4時
2日前に外出した際に、ちょこっと立ち寄りました。自宅から徒歩5分の近さです✌
住吉っさんの卯の花苑は、大阪屈指の"卯の花"の名所です。さらさうつぎ、ばいかうつぎ、はこねうつぎなど現存する日本のほぼ全品種のウツギ13品種500株が植えられ、白・淡紅・紫紅色の美しい花はとても見応えがあります。
尚、卯の花は、アジサイ科ウツギ属の落葉低木「ウツギ(空木)」の花の別名です。旧暦の卯月(4 月下旬~ 6 月上旬頃)に花を咲かせるためこう呼ばれています。
【歌碑】
卯の花苑に入ると卯の花と共に、階段を少し上がった所の右側に歌碑が見えます。
「すみよしの ゆふしでなびく 松風に うらなみしろく かくるうのはな」という、後鳥羽院の皇子である光台院親王の歌が刻まれています。
この歌の知りたくて調べたら幾つかヒットしました⤴
江戸時代までは住吉っさんが海に面していたとはホンと信じられません。今では西へ10km以上行かないと海は見えませんから(笑)
歌碑の上には兎が居ました🐇卯の花の"卯(う)"と兎の古名"兎(う)"との縁繋ぎなんでしょうか?因みに兎は住吉っさんの神使で、反橋と正面鳥居の中間にある手水舎が兎であったり、第四本宮前には|撫《な》でうざぎがいます。
【さらさうつぎ(ユキノシカ科)】
さらさうつぎ(更紗空木)はユキノシカ(雪の下)科に属する、八重咲きの卯の花です。花言葉は「気品」・「品格」・「謙虚」・「古風」です。
花びらの外側が紅紫色になる品種で、 香りのよい花を下向きにつけるのが特徴です。
【ばいかうつぎ(スイカズラ科)】
ばいかうつぎ(梅花空木)はスイカズラ科(ユキノシカ科?)に属する卯の花で、花言葉は「回想」・「気品」などです。あまりよく分かりませんでした😢
枝先から伸びた花序に直径3センチ弱の白い花が5~10輪単位でフワッと咲きます。花柱の先が4つに分かれるのが大きな特徴で、花には微香があるようです。
《卯の花のトンネル》
苑内には所々に卯の花のトンネルがありました!!
【はこねうつぎ(スイカズラ科)】
はこねうつぎ(箱根空木)もスイカズラ科に属する卯の花です。花言葉はアジサイと同様に「移り気」です。
花は開花中に色素が変化し、白色から順次、薄ピンク、紅色と三段階に移り変わります!!これら三色が一つの枝に同時に着生するため見応え十分です!!
卯の花苑をざっと回って3種類の卯の花を確認出来ましたが、全13品種が植えらているいうから、今度はゆっくり観て回りたいです。
《浅澤社の杜若》
住吉っさんには、卯の花苑の"卯の花"と、卯の花苑の向かいにある「後醍醐天皇車返しの桜」の"桜"、そして住吉っさんの末社である浅澤社"杜若"は「住吉三名花」と呼ばれています。
桜だけは開花時期が違いもう今年は散ってしまいましたが、杜若は菜の花と同様にいま見頃です!!卯の花苑から南東へ徒歩1分の近さですしこちらも是非!!
詳細はこちらをご覧下さい⤴